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強い勢力の台風21号、各地で猛威を振るっています。

明日の昼前には、日本を過ぎるようです。


 明日は、久しぶりに自分のライブを企画しました。

サックスのワンホーントリオで、メンバーはいつも阿佐ヶ谷マンハッタンのJam sessionで共にホストを担当する

ベースの山口裕之さん。彼は、ここ数年マンハッタンのJam session ホストを中心としたメンバーで組んだ自身のバンドの活動をしていて、今年の7月に1st CD「Thursday night sextet・Inner Perception」をリリースしました。そしてドラマーはtpの伊勢崎賢治さんのバンドで共演している若手ホープのドラマー、坂本貴啓くんです。自分のバンドでは歌も歌い、様々な音に興味があり、様々な音の出るものを集めて面白いドラムを叩きます。

 なかなか面白いバランスのトリオだと思っています。

 

 今年の夏には、初めて新潟市や山形県の出羽三山に出かけ上信越から東北の日本海側の空気を感じ、夏の終わりには個人的に忘れられない大きな出来事があり、新曲をかく事にしました。タイトルは「Life」とつけました。

 明日は、「Life」を含めオリジナルやジャズスタンダード、オーネット・コールマンの曲を通じて

ある人へのトレビュートライブにしたいと思っています。


9.5wed.19:30-@国分寺M's Cafe
かみむら泰一 スタンダードジャズトリオ (with Ornette)
かみむら泰一(ts&ss)山口裕之(bass)坂本貴啓(drums)
MC2000+order+TC300
東京都国分寺市本町2-7-5明星ビルB1
042-325-7767


# by taimusic | 2018-09-04 22:38 | ライブ

Mr. Dewey Redmanの命日!

今日、2018年9月2日は、2006年に75歳で他界されたDewey Redmanの命日です。

 アメリカ・テキサス州フォートワース生まれのデューイ・レッドマンは、オーネット・コールマンと同郷で、高校生の時に出会い、当時はチャーリー・パーカーらのビバップが全盛期の時代でみな多大な影響を受けたようです。
 Dewey Redmanの特徴は、何と言っても美しいトーンです。心に響くあの音は、何にも変え難くそしてスイングする。デューイのフレーズ,音符は、4ビートのリズムの上で、ビバップ後のスタイルだと聴いてわかるのに、ビバップの方法論では演奏していない。どうやったらこんな風に演奏ができるのかと、当時はデューイを聞くことで学んでいました。
 今では、オーネットのアプローチから発展してきた語法だということがわかります。
 ただオーネットと違う点は、デューイは根っからのテナーサックスプレーヤーで、もっと言うと”ジャズ”サックスプレーヤーです。
語法はビバップの方法論で演奏していないので、一般的なジャズサックスプレーヤーに評価されていないところがありますが、サックスという楽器を、往年のジャズジャイアントからしっかりと学び取った人で、ジャズサックスを独自な視点から深め、自分のスタイルを築きあげたサックスの名手の1人です。
 トーン、ビブラート、イントネーションなど、身体の深いところで、楽器を響かせることを理解していることが、あの素晴らしい演奏のベースにあります。

 私は、20代前半の頃にキース・ジャレットのアメリカン・カルテットでデューイ・レッドマンの演奏を耳にしてから、ずっと彼の演奏のファンになりました。
「宝島」というアルバムで、その後は彼の入っているものを聴きあさり、ついには
Old and New Dreamsというオーネット・コールマンのサイドメンバーが集まったバンド(Dewey Redman sax,Don Cherry tp, Charlie Haden b, Ed Blackwell dr)の来日公演を聴きに行きました。会場は今はなき六本木ピットインで、80年代後半だったと思います。
 六本木ピットインは、六本木の交差点を東京タワーに向かって歩き、高速道路に出る少し手前の左側のビルの地下1階にありました。
その頃は、ジャズドラマーのジョージ大塚さんのバンドで六ピに出演していた関係で開演前から店内に入れてもらえて、遅れてデューイ・レッドマンが店に到着すると、奥の楽屋に入っていき、その途端に、ガヤガヤと大声で盛り上がっていたのを思い出します。
 この時のドラマーは、ポール・モチアンでした。
 デューイの地の底から聞こえてくるようなテナーサックスの響、チャーリーヘイデンが客席に背を向けて、壁に向かってベースを弾いている姿は今でも鮮明に記憶に残っています。
 その後にデューイとあったのは、私が留学した90年代のボストンで、ドラムのマット・ウィルソンのバンドでボストンにきていて、その時のベースが井上陽介さんでした。
デューイはずっとワインを飲んでいてライブ後も上機嫌で、当時のバークリーの仲間の数人で聞きに行き、一緒に撮った写真がどこかに残っています。
 そして、2000年前後にNYに住んでいた頃には、デューイのライブを聴きに行き、「教えてくれないか」と緊張しながらも声をかけて、電話番号を教えてもらったのですが、その時のやりとりはとても印象的で、デューイの人柄に触れるよい機会でした。後日ドキドキしながら何回か電話をかけてみましたが、毎回の留守番電話で10回目の時に、これが最後だと思いながら電話をかけたら、本人が、、、出たのです。びっくりしました。
 その後何度か、ブルックリンの自宅にレッスンに伺い、サックスの音について薫陶を受けました。
 いつも話してくれたことは、コルトレーンがいかに素晴らしかったか?ということを、自身がコルトレーンと会った時のエピソードと共に話してくれたこと音、サウンドのことでした。
 また多くの優れたサックスプレーヤーの生の演奏を見聞きして、自分はサックスを学んだことを話してくれました。
 音楽=サウンドが全てというデューイの言葉が、今の私の心情となっています。

 Thank you Mr. Dewey Redman!
Your music will be engraved in our heart forever.

taiichi kamimura
 

# by taimusic | 2018-09-03 00:28 | 音楽

ツアー3日目4日目

 
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翌日は、朝早くに起きてロビー集合。一路、けんなん病院へ。今日は瀬尾くんがコンタクトをとってくれたけんなん病院へ慰問コンサート。今回は病院のコンサートをオーガナイズされた方の関係のミュージシャンがゲスト参加することになっていた。ドラムの藤山英一郎さんとギターの西藤ヒロノブさん。開場が広いのでPAも入りセッティング。皆さん初顔合わせで、ご挨拶。そうそうに用意されたお弁当を皆でいただく。西藤さんと藤山さんは共にサーファー仲間で知り合いだった。西藤さんはバークレーの後輩で共通の知人もいたりと、皆さん面白い方々で和やかな場になりました。その後サウンドチェック。今回はシューミーさんも選曲に苦労している様子。徐々に曲が定まって音を出す。昼食の会話と数曲のリハで様子が分かったようで、またまた最初から全員で演奏することになりました。今日のお客さんは、障害者や入院患者、地元、病院のスタッフの方々そしてサーファー仲間の方々に大勢お集まりいただき、皆さん流席の演奏でした。昼過ぎの演奏だったのでココから、今夜の宿に移動。今日明日とお世話になる志布志湾大黒リゾートホテルは、海を見渡す最高の立地に立つホテルで、部屋もオーシャンビュー。なんとも豪華。旅の疲れも一気に吹き飛びました。
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早々に大浴場へ。ここは温泉ではないが海水を沸かした「タラサの湯」なる露天岩風呂。たまった洗濯物をランドリーに入れて、ゆっくりくつろいだ。夜は日にちなん病院の方が祝宴でもてなしてくださった。それはそれは豪勢な料理とお酒でもてなされ、話題もつきることなく宴会は絶好調へ。
 前日の深酒にも関わらず翌朝は良い目覚めだった。蜂蜜を作っている方が昨夜の宴会に参加していて「私の作った蜂蜜です。飲む前になめてください。翌日二日酔いはしませんよ」とのこと。本当に蜂蜜はききます。
 朝食をシューミーさんととる約束で階下のレストランへ。オーシャンビューのレストランで、昨夜の余韻にひたりながら、美味しい朝食を頂く。朝食後シューミーさんは海岸を散歩に。私は部屋でくつろぐことに。昼前にロビーで集合、昼食をとりに3人でドライブ。10分くらいだろうか、街がありちょっとした定食屋をみつける。
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焼き魚定食、刺身定食を注文。ココの定食も実に上手かった。
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 帰路の途中で観覧者を発見、観覧車を見つけたからには乗らねばと、ハンドルをきり観覧車へ。
小さな遊園地。人はいない。遊具はどれも動いていない。おそるおそるにぎやかな入り口の脇の窓口へいくと、係員がいて聞くと開演しているようだ。入園料と乗りたいもののチケットを買う。
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トイレに行く途中にゴーカートがありゴーカートも乗ることに。
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シューミーさんはゴーカート初めてのようで、アクセルフミッパで激走していた(笑)。3人ともに子供時代にもどった。
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そのノリで木馬にもまたがったり(笑)。
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その後目的の観覧車へ。高台の上、岬に位置する遊園地の観覧車は上に上がるごとに左右の海が見渡せて最高な立地だった。3人とも海風に吹かれながら、しばし観覧車の時空にとんだ。あの風に吹かれた体験は今でもリアルに覚えている。
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そうその遊園地の係員はどうも1人のようでゴーカートのエンジンをかけてくれた人も観覧車を動かしてくれた人も同じ人で、その都度動かしている。その人がなんと以前板橋さんのバンドで宮崎に演奏に来た瀬尾くんのことを覚えていて、そのとき乱入なのかわからないが、ホッかむりをしてその会場にいた人らしい。瀬尾くんもホッかむりの人で覚えていて「え〜、あの時の人〜」と偶然の再会だったのだ。スゴい盛り上がった。
 もう今夜のライブも上手くいくことは間違いない流れだ。ホテルに帰る途中で廃墟になったレストランが目に入り、立寄り写真タイムに。その後ホテルに戻り、楽器をつんで今日のライブ会場、日南市南郷町の国道220号沿いにあるCafe Teteへ向かう 。今日の会場は瀬尾くんが以前のツアーのときに立ち寄ったこともある所で、ネコが沢山いる所らしい。シューミーさんもとても楽しみにしていた。到着するした場所は、小川沿いの森の中にあるシャレたカフェだった。
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ちょうど子猫が沢山生まれたばかりでもう大変だ。ひとしきりネコと遊び、昨日PAをしてくれた人がすでにPAをセッティング済み。カフェでライブは2回目とか話していた。皆でアイデアを出し合い、演奏場所を決めてPAもセッティングし直す。木造の平屋の店内はアコースティックベースやサックスの響きが良い。セッティングも終わりぞくぞくとお客さんも集まり出した。
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満席の中演奏。森の中の演奏会。シューミーさんの歌が場に染込んでいく。皆さんシューミーさんの世界に引き込まれていった。今回も2セットの終盤に熊本への思いを混めた「泣いて笑って」を歌った。やはり皆さん同じような気持ちをもった人がいるのですね。自然と共鳴し今ここで音楽を演奏していることを深く感じました。その後は店内で遅くまで打ち上げ、様々な話で盛り上がりました。
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その中でそのカフェのある場所の話になり、なんと鵜戸神宮にもつながる女神様が修行した?場所らしく、そのようなことが分かる(敏感な人)人が、この場所は特別な場所ですねといったらしい。私も神社好きでそれなりにスピリチュアルな場には敏感なの方だと思うが、あとでそうかこのエネルギーの清らかな感じと音楽を演奏しているときの集中したエネルギーはそういうことだったのかと、そのとき腑に落ちたのでした。ココが私の参加するツアーの最後の場所で、このような所で最高な音楽を演奏できたことは本当に皆さんに感謝でございます。その後ホテルに戻り就寝。翌朝は、シューミーさんと朝食を再び一緒に。蜂蜜を製造者の彼もいて、またまた蜂蜜をいただく。ホテル真下の海の波打ち際の風景とその響きに包まれながらの贅沢なツアー最後の朝食をシューミーさんといただき、私のシメとなりました。その後は皆さんと別れて私は一路宮崎空港へ、瀬尾くんとシューミーさんは車で熊本から北九州地方を回るツアーへと旅立っていきました。本当に素晴らしいツアーでした。ツアーを企画してくれた瀬尾くん、様々なコンタクトやしきりや準備、本当にご苦労様でした。そしてシューミーさん、演奏お疲れさまでした。お誘いありがとうございました。九州の地でシューミーさんと共演できたのは、掛け替えのない音楽体験でした。ツアーに関わってくれた皆様、応援してくれた皆様、そして各会場にお集まりいただいたお客様、私達のツアーにゲスト参加してくださった森田孝一郎さん藤山英一郎さん西藤ヒロノブさん、皆様本当にありがとうございました。またお会いできることを楽しみに!
 
# by taimusic | 2016-05-22 14:09 | ツアー

ツアー初日と2日目

ツアー初日と2日目_b0174238_3181730.jpg翌日は、昼間に祖先の墓参りに霧島へ行ってきました。天気は生憎の雨、鹿児島駅より霧島神宮前駅へ電車に乗った。きっと父の若い頃はこの景色を見たんだろうなあと思いながら、対岸の桜島の写真を撮る。
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霧島神宮前駅から徒歩30分のところにある竜泉寺に祖先のお墓はある。
バスがあれば乗りたかったが本数が少なく断念。祖先の土地を感じながら雨の中を歩く。霧島の空気はいい!はじめのうちは小雨だったがそのうち横殴りの雨に。なんとかお寺までつき無事墓参りをすませた。幼少の頃とても可愛がってもらったおばあさんや最近亡くなられた父の兄弟の長男の叔父さんが眠られていてお参りができてよかった。
 歩いてきた路をそのまま一本道で上っていくと霧島神宮があり、ひとまずバス停まで歩こうと、歩き始めたが歩けど歩けどバス停はない。ようやくバス停までたどり着き時刻表をみたらその時間帯のバスは無かった。14時くらいだったが後にも先にもどうにもならない。少し先に自動車屋がみえたのでダメもとで飛び込んだ。「すみません、霧島神宮にいきたいのですが、この時間はバスはなくて、この雨で、、霧島神宮まで車に乗せてもらえませんか?」と聞いてみたら奥にいたお兄さんが「いいですよ」と一つ返事で、送ってもらえることに。ほんとに神の声でした。世の中はまだまだすてたもんじゃないです。感謝!道中、お兄さんと話をしているとなんと、最近亡くなった叔父さんの家の車を、こちらですべて世話をしているとか?
ご祖先さま、ありがとうございますー!!スゴすぎてまたビックリしました。
 霧島市霧島田口の徳留自動車さま、本当にその節はご親切に、ありがとうございました。
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 おかげさまで無事霧島神宮へ到着。重ね重ねお礼をいい、お別れ。
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 霧島神宮へも5年ぶり。素晴らしいご神気が溢れる神社。ツアーの無事を祈願し交通安全のお札も購入。ツアーの準備も万端、休憩所で帰りのバスを確認したら、ちょうど数分後にバスが来るとのこと。タイミングよし。霧島神宮でしか売っていない『鉾餅』を買いバス停へ。バス停では、私より先に一人の女性がバスを待っていた。なんとなく世間話を始めるとお互い神社好きと分かり話が弾む。 その辺りからメンバーとも連絡を取りあうようになり、シューミーさんは宮崎からバスで移動16時に天文館につくとのこと。ちょうど良い時間だった。鹿児島駅までもどり路面電車で天文館へ。  シューミーさんとも無事落ち合えて今日の宿に向かう。シューミーさんは、旅の間にすべって腰を打ったようでいたそうだった。宿は今日のライブ会場のすぐそばでよかった。シューミーさんをホテルへ送り、自分の荷物を昨夜のホテルに取りにいきライブ会場へ。ドラムの森田さんは、早めに入ってすでにドラムをセッティング済み。久しぶりの再会を喜びあった。瀬尾くんも宮崎空港からレンタカーで鹿児島入り。すでに楽器はお店に入れてあり、ほどなく瀬尾くんもお店に戻ってきて、再会した。九州で北海道出身者と関東(私)出身者と地元、九州、鹿児島出身の森田さんと共演。そう思うとなんとも広がりのあるライブだなあと思った。
 ライブの内容については前から森田さんには伝えてあった。リハはなく本番にその場で曲をきめていくのがシューミーさんの演奏スタイルと伝えてあり、その日も普通のリハはなし。しばらくしてからシューミーさんを呼びにホテルへ。店は2Fにあるが、階段を下りて路に出る手前で、まさかの足を滑らせた。ステーンと転び、手をつき腰を打った。う。少しまずいか、、、。おもむろに起き上がり、ゆっくり動いてみたら、少し違和感はあるが大丈夫そうだった。シューミーさんを向かえて、お店へ。皆さん初顔合わせ。和やかな雰囲気の中、ご挨拶も程々にサウンドチェックし、少し音を出す。その段階でシューミーさんも演奏は大丈夫と感じたようで、話は早い。その後メンバー全員で食事にでる。戻ってくる道中で「もう最初から一緒に演奏しよう」ということに(もとは後半のステージから参加という話だった)。あいにくのお天気でしたが、鹿児島の親戚の方々、前回聞きにきてくれたお客様、森田さんの関係の方々、瀬尾くんシューミーさんのお客さまにお集まりいただき、ライブを始めた。濃厚な2ステージ、シューミーさんのディープな音楽世界を鹿児島のお客さんを前に一緒に演奏できたのは至福の時間でした。ライブ後は、お店で軽い打ち上げをし、その後は森田さんとも別れ、ツアーメンバー3人で天文館の街に繰り出した。昨夜よった蕎麦屋に向かい店の前までいき店はあいていたが、今日は定休日とか?店主が明日の仕込みをしていた。店のイキフンがよかったので皆、残念がった。以前シューミーさんが鹿児島でライブをしたときによったという貝汁の店によった。ココも大当たりで、貝汁上手し、ご飯もうまし、そしてなんといってもてんこもりの薩摩焼酎が安くて上手かった。すっかり酔っぱらって就寝。ツアー初日、最高の滑り出しとなりました。
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 翌日、私はすっかり寝坊。シューミーさんの電話で起きる。急いでチェックアウト。皆さんホテル前で車で待っていた。すみません! 早々に宮崎へ向けて出発。道中、昨日霧島神宮で買った交通安全の札とお守りを皆さんへプレゼント、翌日、私はすっかり寝坊。シューミーさんの電話で起きる。急いでチェックアウト。皆さんホテル前で車で待っていた。すみません! 早々に宮崎へ向けて出発。道中、昨日買った交通安全の札とお守りを皆さんへプレゼント、車内で『鉾餅』を食べる。これがとても上手い。霧島神宮の『鉾餅』お勧めです。宮崎のお店の入り時間にはまだ余裕があるので、鵜戸神宮へ立ち寄ることに。鵜戸神宮も5年ぶり。
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鵜戸神宮は海岸線の浸食した岩の洞にお宮があり洞からしたたる水でつくるお乳飴が有名。ちょうど瀬尾くんが結婚したばかりで、お子さんもできて良いタイミングでの鵜戸神宮への参拝となりました。みんなで亀岩へ運玉を投げた。
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シューミーさん、変則に手前で一度われた破片が亀岩の背の水たまりに”ポシャン”と入る。すごい!縁かつぎ!
 その後、途中に見つけた海岸沿いの民宿兼食堂へ昼食に!。ココがまた大当たり。
私と瀬尾くんは、魚のフライ。シューミーさんは、刺身定食。どちらの定食にも
その土地でとれた山菜、野菜の煮付け、天ぷらが沢山ついてきて、天ぷらも取れ立ての魚のフライが
ごろごろと最高の定食でした。食後に店主と話をしていたら、どうも今朝の宮崎日日新聞の記事の写真に写っている人と似ているなあと思っていたとのこと、3人とも容姿が普通ではないので、音楽の演奏で宮崎に来ていると話したら、店主が「新聞の記事にのってた人だね」と。新聞を見せてもらったらシューミーさんが数日前にインタビューを受けた記事が”旅の人”という欄でのっていた。よい記事だった。
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時の人と一緒にいる気分に!別れぎわは、お店の人が皆で出迎えてくれました。
 一路、今夜のライブ会場であるLife timeへ。LifeTimeも5年前に工藤隆くんとDuoで初めて演奏にきたお店。懐かしい。店主の草野さんと再会。店内のイキフンはすごい。軽く音を出し本番へ。
 徐々にお客さんが集まり始める。宮崎は私の親戚の方が住んでいて、ライブご案内を送っていた。親戚の兄さんたちが次々と来店。瀬尾くんのお客さん、シューミーさんのファンの方。良い感じで店内が埋まった。演奏は昨夜に続きディープな歌の世界へ。ライブのほぼ終盤に、シューミーさんが今回の熊本地震で被災された方々への思いを混めて、東北震災の後に作った詩に加藤隆之さんが作曲した曲を演奏した。その場にいた人それぞれの熊本への思いがあり、一つになった感じがしました。終演後はお店で店主の草野さんの盛大な手料理と焼酎で打ち上げ。名物の冷汁がたまりませんでした。居合わせた皆さんも蔓延の笑顔。夜が更けていきました。
 
 
 
# by taimusic | 2016-05-22 14:08 | ツアー
 先月末の九州ツアーのお話し。

 シューミーさんがギターの加藤隆之さんと九州ツアーに行くと話を聞いたのは昨年末頃だったと思う。ちょうどその頃ベースの瀬尾高志くんもツアーの予定が入っていて、シューミーさんが加藤さんとのツアーが終わった後に3人で九州ツアーできたらと嬉しいお誘いをうけました。その後、瀬尾くんが元のツアーが無くなったにもかかわらず今回のツアーを組んでくれて、九州シューミースケープツアーが実現することになりました。私は前半の4日間に参加し、後半はシューミーさんと瀬尾くんが北九州地方を回るツアーでした。
 なのでココでのお話しは、前半のツアーのお話しです。
 ツアーライブの初日は、鹿児島市内天文館にある「明日の地図」。ここは5年前に博多のピアニスト工藤隆くんとDuoで山陰、九州ツアーをしたおりに初めて出演した場所で、このとき初めて私の父親の出身地である鹿児島に里帰りライブをしたのでした。せっかくの里帰りライブなので地元のミュージシャンとも交流したくて、ネットでミュージシャンを探しドラムの森田孝一郎さんとベースの小松康さんに共演をお願いしました。
 今回は祖先の墓参りや鹿児島をゆっくり観光してみようと前日入り。
 旅に出る前日に、千葉の本八幡でライブがあり鹿児島への飛行機が早朝ということもあり、ライブ後は直接成田空港へいきました。
5年ぶりの九州ツアー前日_b0174238_1522911.jpg発着ロビーにて一夜をすごす初めての試み。以外とロピーで一夜を過ごす人が多かった。古くなったスーツケースのとってが壊れてしまい、しかたなく早朝オープンした旅行グッツのお店でスーツケースを購入した。今回の手荷物はテナーとソプラノサックス2本とPCの入ったリック。2年前にスイスに行ったときは、全部機内に持ち込んで旅に出られたのだが、そんな気持ちでカウンターにいったら、国内の格安チケットではNG。
 基本、テナーはまず重量とサイズでNG、ソプラノもサイズがNG、粘りに粘ったらなんと1本は機内に持ち込めると、それもテナーを持ち込めることに。ソプラノは預けなければいけないが貴重品扱いで、スーツケースのような扱いはしないと(話だけで保証はできない)、もうそこでは話を信じるしかチョイスはなさそうだ。「それでお願いします」と。さて全部の重量を量り、重量オーバーなので追加料金を払うことになり、なんと言われた金額が6千?百円といわれたときにはびっくりした。もう少しで1座席分の値段だからだ。しかしそこまでの段で十分譲歩してもらっていてしかたがない状況。なくなく料金をし払いチェックインをすませた。
5年ぶりの九州ツアー前日_b0174238_153789.jpgフライトは順調、鹿児島空港へ到着。市内へはエアポートバスで。天文館に到着、今夜の宿へ直行し荷物を預ける。
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その日は1日オフだ。まずは腹ごしらえ、無化学調味料ラーメン店を天文館で検索すると1件あった。RIRAKU。
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いってみると細い地下に降りる階段下のお店で見つけるのに苦労した。カンバンもスゴく控えめ。階段に並んでいる人がいたのでなんとなく並ぶ。前に並んでいる人に話をきいたら、階下奥のイタリアンレストラン目的で並んでいてラーメン屋は、目の前ですとのこと。手前に入り口があるではないか。そちらは並んでいなくて即入店券売機で食券を買った。店内はスッキリとしたカフェ風、壁に無添加、無化学調味料、自家野菜、自家製面と書いてある。自家野菜!野菜ラーメンがあったのでそれを注文。最初に取れ立てのほうれん草のおひたしがでてきた。気が利く。店主も若い。ラーメンはすっきりとした味わいでとても美味しい。その後映画を見ることに。先日川崎市アルテリオ映像館でみた「 ロパートキナ 孤高の白鳥」が上映している映画館があり、これはコアな映画館が鹿児島にもあると思い行ってみたら「しゃべれども しゃべれども」が上映していて、なんと上映後はその監督である平山秀幸(映画監督)× 伊地智啓(映画 プロデューサー)のトークショーがあるとのこと。
5年ぶりの九州ツアー前日_b0174238_1552720.png映画もよかったがトークショーも映画製作の裏側をカイマ見るお話しでとても面白かった。その後、その縁で平山秀幸監督に興味を持ち、今上映中の「エベレスト神々の山嶺」を観ることになる。映画を見終わり街を徘徊していると、何となく気になった喫茶店に入ってみた。「元」というコーヒー専門店。
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店内はとても落着いていてアンティークなものばかり。お客さんが知人同士で親密な時間をすごしている。カウンターが空いていたのでそこに座る。カウンター前の壁一面に、素敵なカップがおいてあった。美味しいコーヒーをいただく。常連客が入れ替わり立ち替わり、カウンター席に座る。そのうちの1人のおじいさんが、カウンター奥に座りいつもの調子でオーダーをする。スパゲティーとコーヒーを注文する。マスターとの会話の中で、手提げバックの話になり、近所の店で購入したようだ。失礼だがそのおじさんには似合っていないバックだったが(本人が使うものではないかもしれない)、シャレたバックだったので「素敵なバックですね」と声をかけてみた。話を聞くと近くの店だったので、後でよってみようと思った。買いにいった雑貨屋さん。5年ぶりの九州ツアー前日_b0174238_1273760.jpg
 近くの温泉はないかマスターに聞いてみると鹿児島の銭湯はほとんど温泉らしい。珈琲屋さんから一番近い銭湯温泉を教えてもらい店を出た。ホテルへチェックインにもどり、教えてもらった銭湯「鹿児島温泉」へ向かった。銭湯は鉄筋の古く年期のはいったビルで、地元の人が通う場だった。遠慮がちに隅の方で身体を洗い入浴したが、すぐに近くのおじさんに「おいそこは俺の場所だ。みればわかるだろ、入浴具がおいてあるだろ」と言われた。てっきり銭湯の置物かと思ってた。「すみません」と平謝りだ。まあその後はなごやかにくつろいで入浴はできたが、くわばらくわばら。湯はよい風呂でした。天文館の夜は更けていきます。昼間観た映画監督、平山監督の最新作映画「エベレスト神々の山嶺」が気になり検索し、すぐに上映中の映画館が天文館で見つけられた。時間を見るとあと10数分で上映だ。簡単な夕食をコンピにで手に入れて映画館へ。チケットを買い上映会場に入った。
 観客は、私一人、だった。すぐに脳裏に浮かんだのは、ライブ会場で、お客さんが一人で自分の演奏を聞いてくれている状況だった。よし今日は1人でこの映画と向き合って観るぞ、とスイッチが入る。映画はとてもしっかり作ってある映画で、よい映画だった。昼間に監督、プロデューサーのトークを聴いたせいか、製作にかける意気込み、熱意がスゴく伝わったきて、こういう映画はもっと多くの人に足を運んでもらいたいと思った。私のライブもそうだ。みんなもっと聞きにきてくれ、と心の中で叫んでいた。
 そのままホテルにいってもよかったが、なんとなく何か食べようと店を探し徘徊していたら、とあるビルの立て看板が目に入った。新鮮魚、蕎麦、そのままビルの奥に吸い寄せられていった。地味な店内には数名のお客がいて、拘りの店主がカウンターの中にいた。蕎麦を注文。いきなりそば湯が出てきた。お客さんとも何やら蕎麦談義をしている。通の店のよう。蕎麦は実に美味かった。明日の打ち上げはメンバーとここにこようと心に決めて店をでる。その後、明日のライブ会場の明日の地図に立ち寄った。久しぶりにマスターやママさんに合い再会を喜びあう。その日も夜ライブがありミュージシャンがお客さんと記念撮影をしていた。出演のしていたミュージシャンとも立ち話をし知り合いになった。用意したチラシをおかせてもらったりして、森田さんの話しになり、森田さんの最近書いた本が店においてあり、鹿児島のジャズシーンを書いた本で、これは読まないとと1冊購入。5年ぶりの九州ツアー前日_b0174238_148097.jpgその後ホテルに戻り本を読んだ。森田さんの熱さを感じ就寝。父の故郷、鹿児島県の天文館を満喫した一日でした。

 
# by taimusic | 2016-05-22 14:05 | ツアー