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 10月17日〜26日+27、28日まで11日間のライブが無事終了。

9月23日親愛なるベーシストの是安則克さんが他界されて心定まらない日が過ぎていった。そんな中で日々をすごしいくつかライブをこなしていた。旅に出るには良いタイミングだった。

 ツアーに出る前日はほぼ毎月出演している阿佐ヶ谷のビオロンにて大好きなボイス&ボーカルの蜂谷真紀さんとDuo。走り出しがよかった。このライブも是安さんと3人で演奏する予定でしたがDuoに。蜂谷さんと音と音での会話はとても楽しい充実した時間だった。17日。よし旅に出るぞ!!

 次の日はツアーの初日、昼ちょうどに都内を車で出た。今夜のライブは名古屋のなんや。ここ10年くらいだろうか不定期ながら共演を続けているギターの臼井康浩さんとのDuo。この日は東名高速が工事で延々の渋滞、なんやに8時過ぎに到着。はじめての大遅刻で、早々に今日は”アコースティックでやろう”ときめる。サックスと小物のみ。臼井くんと2ステージ演奏。臼井くんのギターはエレキギターなのにとてもアコースティックを感じる。とことんエレキギターのアコースティックな部分をいかしている演奏で音が立つ。臼井くんとのDuo面白かった。18日。

 19日は神戸ビックアップルにてピアノの浜村昌子さんとDuo。
今回の旅の目的の一つが浜村さんとそのお子さんのMくんに会うこと。3時過ぎに浜村宅に到着。久しぶりにみるMくんは、成長していたな。
 今回は浜村さんがライブの構成をいろいろと考えてくれていた。
1stはいままで2人で演奏してきたスタンダードの中から名曲を抜栓して演奏。2ndセットは私のオリジナルの中から浜村さんが抜栓したものを演奏した。東京から駆けつけてきてくれたお客さんもいる中で浜村さんを囲んだいいライブになりました。浜村さんの音にはどこかさらけ出した儚さを感じる。浜村さんの確固たる音楽観がそれを支え全体として一つの音楽を作り出している。改めて素晴らしいピアニストだと思う。いい夜でした。帰りは,2人のお気に入りのカレーうどん屋で打ち上げた。

 20日この日からギターの清野拓巳くんとDuoライブが6日間続く。彼とはバークレー時代に知り合った。当時は数回のセッションくらいで帰国後徐々に交流を深めていった。ここ10年くらいはほぼ毎年共演をしてきたと思う。しかし6日間続けて演奏するのは初めてのことだ。しかもDuoで。拓巳くんとは是安さんの告別式でお互いに見かけた程度でこの日が久しぶりに会う。つのる話もあり3時くらいに拓巳くんの地元の吹田で落ち合いお茶をした。いい時間を過ごす。いい時間となり気持ちの整理もつきいざ初日のライブ会場へ場所は大阪Common Cafe。Common Cafeは、縦割りでオーナーが変わる場所で、様々な営業をしているカフェで木曜日の夜はインプロ主体のライブの日。がらんとした店内は自由な空気が満ちていていい空間だ。今日は対バンがあり定岡弘将drくんと藪下学gtくんの Duo。若物2人のDuoは素晴らしかった。彼らの演奏後1セット、フリーインプロビゼーションを拓巳くんと演奏。その日はエレクトリックと小物とサックスというフルセットを使い演奏した。最後に全員でのセッションで終了。いいライブだった。たしかこの日は吹田の駅うどんに拓巳君の奥さんと3人で打ち上げたように思う・・記憶が薄れている!!

 21日2日目姫路のライラ。当初は浜村さんが入るはずだったが、諸事情により拓巳くんとDuoに。この日からスタンダードとお互いのオリジナルを演奏する。基本はインプロヴィゼーションがメインだ。ライラは雰囲気、音ともにいい店で味わい深いマスターとお客さんがいる。彼らに囲まれての演奏、ライラの時間が流れ始める。そうライラでの演奏はライラ独特の時間の流れの中で繰り広げられるのだ。ほかにはない深遠な時間。ライラは40周年記念を迎えたようだ。おめでとうライラ。姫路にライラあり!! 帰り道、拓巳くん御用達の姫路のカフェに食事による。カフェと言ってもファミレスのように駐車場もあり街道沿いにある。ここは食事の量が多いとのこと。ランチセットも時間に関係なくたのめる?。拓巳くんとしっかりと食べた!!

 22日3日目、吹田Take Five。清野くんの地元にあるBarでご機嫌なマスターがいる店だ。前回関西に来たときに昼に拓巳君と一度立ち寄った。落ち着いたイングリッシュバーのような店内で飲み物、食べ物など何でもうまい。クールで話好きのマスターは面白い人だ。常連客や拓巳君の地元のお客さんを前にDuoをはじめる。日が立つにつれてどんどん演奏の濃度が濃くなってきているのがわかる。お互いにその音の出所を深く感じとっている。でている音は結果で、その音がでる前の状態を感じ合っているような?2人とも感覚的な人間だという認識がお互いに深まってきている気がした。

 23日4日目。茨木Remix。元Take Fiveの店員さんが開いた店とのこと。拓巳くんも初めて演奏する店のよう。大阪市内からは、北東にはなれた場所?。黒を基調とした天井の高い店内で、いつも自分たちが演奏する場所とは雰囲気が少しばかり違う。こういうのもいい。Let'sチャレンジだ。お客さんも自分たちの演奏するような音楽を聞き慣れないようで、バーということもあり演奏中に話す客もいた。知人も聴きに来てくれて心強し、2人で集中して演奏、あっという間の2セットだった。結局聞いてくれた人には伝わったようで後でいいコメントをいただいたりした。この日だったと思う。拓巳くんがエレクトリック・ウクレレなるものを手に入れてライブで使いはじめたのは。日々変化、進化、創造の連続。さて明日はいかに。

 24日京都Candy。時をおって演奏させていただいているお店。京都祇園近辺にある風情のあるエリアに店はある、あるのだ。京都の町中を店に向かって車を走らせていると、ふいと渚夕子の京都慕情のメロディーが頭をよぎる。その時は曲名と歌手名が浮かばず拓巳くんにこんな曲しらないかとメロディーを口ずさんでみたが、知らなかったよう。京都慕情の歌詞「あの人の姿 懐かしい 黄昏(タソガレ)の 河原町 恋は 恋は 弱い女を どうして 泣かせるの・・」。京都も独特の場所、日本文化を築いた歴史のある場所、音の響き方も違うと思う。Candy のマスターはThe 京都人。じっくりと演奏を見つめている感じだ。この日の演奏も良かった。透明感と沈みこむ感じが面白かった。いろいろな物が立ち現れて最後に沈殿して終わる。拓巳君との交流がまた深まった感じがする。この日は帰り道京都市内でうどん屋を見つけて立ち寄る。拓巳夫妻と私の3人でうどんをすする。たしかこの日の昼間は拓巳夫妻と3人で吹田のイタリアンレストラン・プリマヴェーラで食事をしたと思う・・記憶が飛ぶなあ。2人の幼なじみの人が開いている店で、とても美味しい料理だった。様々な話で盛り上がったな。

 25日空き日。ツアー唯一の空き日だ。妻の知人のアーティストが出展している展覧会が中之島にある国立国際美術館でありでかける。なかなか面白い展覧会だった。帰り道バークレー時代の知人がタワーレコードで働いていることを以前から聞いていたので立ち寄ってみた。久しぶりの再会に話が弾む。10数年ぶりだったがお互い変わらずでいい再会だった。晩に妻が大阪に出て来て合流。拓巳夫妻と共に夜、吹田で食事をした。
その後、吹田のボスがいるTake Fiveへ。そう昨日のTake Fiveのときに初めて知ったのだが、拓巳くんはお酒はいけるのだ。実にロックで2杯(Take Fiveは1杯が3ショットくらいある)いってた。ハハハ!!

 26日津パラドックス。拓巳Duo最終日。この日は途中奈良で浄瑠璃寺と岩船時に立ち寄る。
奈良の中心部からは北東に少し外れたところにある寺で、非常に雰囲気があり寺院、仏像がいい。
これらの寺は、和辻哲郎の「古寺巡礼」を読んで知った。面白い本なのでお勧め。
その脇にある茶屋の食事がまたおいしく静寂の中3人で食事を楽しむ。少し離れたところに岩船時がある。そこには一木彫りの大きな仏像がある。それは本当に素晴らしい仏像で仏像と向き合うとどこまでも天井の上に抜けていってしまいそうな気になる。本堂を出て右に山を少し上がっていくと鐘突き堂がある。その鐘がいい音がするのだ。森林の中にある鐘はゴーンという鐘の音とともに長い時間響き続け音の減衰と共に周りの木々や風の音鳥のさえずりの音と混ざり最後に鐘の音は消える。消える瞬間がたまらなく侘び寂びを感じてしまう。3人でそれぞれの思いを込め鐘をついた。それぞれの音色を奏でた。
 パラドックスは今年のはじめ頃に初めてソロで演奏させていただいた。津が地元の旧友のギターリストが声をかけてくれて出演させていただいた。今回も彼にお世話になる。彼とは20数年前まだ駆け出しの頃に、都内で某ジャズドラマーの教室で出会い同じ釜の飯を食った仲。このような機会を持てて感謝。さて拓巳くんとのDuoの最終日、名古屋から拓巳くんの知人も駆けつけてくれて、気合い十分に演奏を始めた。1stはスタンダードから初めて僕のオリジナル曲を中心に演奏し2ndは、拓巳くんの曲を中心に演奏した。全体に1ステージ切れ目なく1曲のようにインプロビゼーションの中で曲を演奏した。後半拓巳くんが弱音でずっと音を紡いでた辺りから、別のスイッチが入って最後へ向かっていった演奏だった。熱かった。拓巳くんのギター音楽への愛、情熱を感じる演奏だった。最後にアンコールをいただき私の曲で「Action& Talk」という曲を演奏した。終演後パラドックスにて打ち上げる。
 拓巳くんとの濃い6日間があっという間に過ぎていった。様々な物を拓巳君から受け取った。
津にて別れる。ありがとう拓巳くん。

 27日津市のはずれのホテルで一夜をすごし朝8時過ぎに起床。今日は伊勢神宮を参拝後に横浜での仕事に向かう。伊勢神宮の外宮、内宮へ参拝にでかけた。途中猿田彦神社と境内にある佐瑠女神社に立ちより参拝。外宮の拝殿前にきたときは、何か感じる物があり涙腺に来た。近日のご報告をつげた。参拝後は,すし久にててこね寿司(鰹のつけがのっている)をいただく。一路横浜へ。
 18時過ぎに横浜に着く。今夜は横浜上町63にてギターの馬場孝喜くんとDuo。この日も是安さんと3人で演奏予定だった。馬場くんは、是安さんの演奏は聴いたことがあるが共演はしたことがなかったようで残念だったようだ。馬場くんとは初共演でした。噂通りの素晴らしいギターリストでした。私のオリジナルを中心にスタンダードを交えて演奏。楽しい夜でした。

 28日横浜エアジンにてオチコチライブ。是安さんが亡くなってから初めてのオチコチのライブ
、是安さん以外のベースのイメージがないのでどうしようかと考えて浮かんだのが小太刀のばらさんんのピアノとのトリオでした。小太刀さんも自身のバンドのベースが是安さんで、長年是安さんと演奏を重ねてきたのでその空気感を共有できると思った。久しぶりのオチコチの演奏で学くんと小太刀さんも初顔合わせだったこともあり2時間ほど前にエアジンそばで待ち合わせて3人でお茶をした。いろんな思いを演奏前にシェアする時間をもててよかった。
 演奏にはスムースに入っていけた。3人での演奏は初めてなので,発見することも多く新しく音楽が立ち現れる感じが新鮮でした。11月の2回のオチコチものばらさんにお願いすることになりました。
 それぞれの場所で出会った人々お客さんや店員さん、蜂谷さんにはじまり臼井くん浜村さんに感謝するのはもとより、6日間ともに演奏してくれた清野くんに改めて感謝したい。そして馬場くん、橋本学くん小太刀のばらさん、佐々木さん、梅本さんありがとうございました。
 
 音楽の友よ ありがとう

 
by taimusic | 2011-11-02 03:04 | ツアー

11月1日

昨日は昼ピットにて早川由紀子(p)Quartetに参加してきました。

 是安さんと自分のバンド以外で共演する予定だった最後のライブだ。
早川さんの音楽はストレートなジャズでコードがよく変わるUp Tempoのオリジナルやスタンダードもリハモされている曲で、これらの曲をベースで支えていたと思うと改めて是安さんの幅広さに驚かされる。
 今回は是安さんの代わりにベテランベーシストの早川哲也さんが参加、私とベースの早川さんは初参加でメンバーとは初共演でしたがバンマスの早川(p)さんとレギュラードラマーの木下普之介(dr)くんと4人での演奏は楽しかった。
 早川さんのバンドで演奏させてもらって、いつものように音楽をクリエイトしている是安さんの空間を感じ、やはりこのバンドでも要となるベーシストだったことを実感した。

 先月の名古屋、関西ツアーでまた心の整理がついたよう。

 前向きにいこう
by taimusic | 2011-11-02 01:25 | 日記