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自由が丘Gallary21と等々力スペース23℃へ 

  自由が丘、Gallary21では今、青木野枝「ふりそそぐものたち」の個展が開かれている。

 野枝さんは鉄の板を棒状に切断しそれを様々な形に溶接し新たな鉄の彫刻を作る作家。
今回は21の天井の高いスペースに幹のように5、6本(数本)の鉄棒を組んで天井まで伸ばし、上には睡蓮の葉が開いたように円形の形態が浮かぶ、それが高低差をともなって幾つか立ち並ぶ様子はリズミックで音が聞こえてくるよう(ラッパのようでもある)。下から見上げると鉄の樹木(どこかの惑星にこのような植物が生きていそう)が高く伸びて空に向かって葉を広げているようだ。森林浴いわく鉄林浴。何時間でもその中に佇んでいられる。未来へむけての想像する力を感じる作品だった。

青木野枝 展 AOKI Noe Exhibition 
「ふりそそぐものたち」
2012年3月1日(木)- 4月1日(日)
開廊時間:午後1時ー6時
月・火・水曜日 休み
http://gallery21yo-j.com/aoki-noe-12/

今、気になっているのは1つのpieceということ。
小さなかけら、1つの部分、少しの間。
それらのなかにすべては含まれているのだということ。
そしてその世界のなかで彫刻をつくっていること。
そこでつくっていこうと私はしています。
 
青木野枝
 


 等々力スペース23℃では榎倉康二の写真展が開かれていた。今回は古い作品も展示されていて興味深かった。榎倉先生の作品はいつ見ても刺激的だ。写真の題材は水、陰、絵(直接的に筆などで書いた絵ではなく間接的に現れるもの、予期せぬ部分が現れる表現)など。どの写真もみているとドキッとさせられる。それはきっと榎倉先生が感覚的に特別に感じている瞬間を写真に残しているからだろう。それは身体的に感じることができる感覚=エロスと響く。平たい板の上に幾ばくかの水が表面張力でへばりついている。エロイ感じ。家壁にかけられたオイルのシミ、オイルのしみていない部分との境にハッとさせられる。服が濡れて体につくリアルな体感のような。写真からこちらに「わかるか?」と投げかけられているようだ。作者が強烈に感じているもの。それはこちらの感覚を揺さぶり強震させられる。

 3月24〜4月21日までは神楽坂Ohshima Fine Artにて榎倉康二'Figure, Drawing`展が
あります。

 とてもよい展覧会をみました。

 
by taimusic | 2012-03-17 23:17 | アート