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by tai
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新たな年をむかえました。


皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

今年は、東京郊外の自宅にて年を越しました。

昨年は京都で厳かな年越しをしたのが

懐かしく思います。


 昨年の2024年5月末まで約3年弱

東京から京都に移住し、その間関西と関東を

行き来し音楽活動を行ってきました。

京都を去る前に関西のオーネット活動など

まとめた動画を作りたかったのですが間に合わず

東京に移ってからとなり、今回はブログで

ここまでのオーネットに取り組んできたものを

振り返りたいと思います。


京都で味わった和菓子の話題も取り上げてのご報告と

したいところですが、今回は真面目にオーネットのみにて、、


 今から約60年前、1958年に録音されたアルバム

Something Elesでオーネットはジャズ界に登場し

一大旋風を巻き起こしました。

 そこからさらに60年前の1900年初頭に

アメリカ南部の都市ニューオリンズでジャズは生まれます。


現在は2024年でおおよそ60年の周期で現在に至ります。


 60年代といえば第2次世界大戦後アメリカは

ベトナム戦争に介入し国内ではベトナム戦争反対運動

公民権運動、フェミニズムの運動が盛んに行われていました。


 世界に目を向けると50年代のキューバ革命、世界各地で

植民地からの独立など起きた時代にオーネットのFreeなJazzは生まれます。


 今の時代に目を向けるとインターネットが普及しいまやAIの時代となり

一部では量子コンピューターも使われる時代となり

自由という言葉の意味するところも時代とともに

大きく変わってきました。


 グローバリズムが騒がれる時代の流れの中で

様々な問題が起き世界では戦争や紛争が絶えません。


 オーネットが生みだしたFree なjazzを今の時代に照らし合わせて

考えてみるのですが、ジャズの歴史が西洋音楽を克服して発展し

50年代末に行き詰まりそれを打開すべく新たな方法として

生み出されたのがモードやフリーの手法ですが

そこからジャズは時代とともに様々な音楽と融合し

この60年の間に世界中の様々な地域で独自の発展を遂げてきました。


 今現在広くジャズをシェアする方法としては

西洋音楽の調整音楽の方法論を元にしたものが一般的に普及していますが

ここには少なからず近代以降に生まれた問題が絡んできます。


 その一つは調律です。平均律の問題。

平均律を元にシステム化される音楽。

だからこそ、そこから距離を置く音楽、独自な音楽が

模索される状況が今の東京の音楽シーンを見ていて感じます。


 これらについては、別の機会に取り上げることにして

関西での活動を振り返りたいと思います。


ーーー

 東京に戻り7月からオーネット・コールマン

jam Sessionをスタートさせましたが

演奏を始めてみて感じたことは、音楽を育む皆さんの

音楽に対しての愛(気持ち)の表し方に土地柄が出ることでした。


関西では人の生き方が土地に根付いているように感じたこと。

その土地の重力から自由になり羽ばたく距離感をそれぞれが解釈し

演奏されているように感じ、関西では土地と人との

繋がりを感じることがありました。

 東京の郊外に生まれ育った私には初めての経験で

土地と共に生きる感覚は心地よく安心感がありました。

 関西に比べて東京は土地に根付いた生活というよりも

東京の巨大なエネルギーの中で、自分の生き方を見つけて生きる印象で

どこか東京にも安心して住める土地、場所もあるのかもしれませんが

進化させる都市機能の中で土地と人の関係に縛られずに、その分自由な解釈で

物事に取り組める環境ではあるのかなと思います。


 私がオーネットに取り組む中で面白いと思ったことの一つが

ある基準からの”ずれ”というもので、共演者とのズレをお互いに許容し

共存させていくプロセスと重ねてみても面白いですが

西洋音楽のトーナリティーや小節概念などをその基準とみたてて

その基準とは異なる別のアプローチを重ねることで生まれる”ズレ”

から生まれる音楽。

 その面白さや美しさを表現できないかと奮闘していますが

現在東京に戻り再びオーネットの活動を再開し

じわじわと挫折感を味わっております。


 今言えるのは、オーネットではなく

私個人の基準が問題となってきており

オーネットの先行研究から

今は実践の場での活動を問われています。



 別の観点の話に映りますが

ジャズという音楽は、音符を使って会話し自己表現をする

音楽として発展してきましたが、そこで使われる言語

(ジャズ言語)が調整音楽の範囲から外れた音であっても、

それが個人が反映された音(自身が求める表現)であれば、

そこには聞くに値するものがあり、そのように自由な表現を

尊重した音楽を突き詰めていくと、より音そのもの表現、即興演奏に向かうのが

自然な流れだと思いますが、私がオーネットにこだわる理由は、

何かしらジャズが育んだ音符による音の会話の要素が生きる音楽に

面白さを感じ、その可能性に興味を持ったからだったのですが

最近は音楽言語としての音の認識を広げる必要性も感じております。


 東京の阿佐ヶ谷のマンハッタンでスタートした

オーネット・コールマンjam sessionは、現在入谷なってるハウスでも

始めました。より多くの皆さんとシェアする中で

オーネットのハーモロディクスが持つ可能性から

新たな時代の音楽に相応しいものを見出していけたらと思っています。



# by taimusic | 2025-01-01 19:54 | 音楽

京都生活のご報告と今後


京都生活のご報告と今後_b0174238_15351087.jpg

京都生活のご報告と今後


 

 今日は。サックス奏者のかみむら泰一です。


 夏も真っ盛りとなり、蒸し暑い日が続いておりますが

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?


 5月末に関東に戻りようやく引越しの荷物も片付き

今やっとご報告を書いております。


 関東から関西へと文化圏の違うエリアへの移住にハードルを感じつつ

京都へ2021年の夏に家族の仕事の関係で移り住みしました。


 幸運にも出会った人たちが素晴らしい方々ばかりで、本当に住みやすく

京都は夏暑くて冬は寒いと言われますが、住んでいて気持ちの良い所でした。


 好きだったのは、空に浮かぶ雲。

街並みからちょうど良い高さにポロっぽろっと

浮かんで見え、まるで障壁画の背景を感じさせます。


新たな生活は、日々の主夫業と音楽活動という山あり谷ありの生活でしたが

その中でも京都ならではの体験をしてきました。


 その一つが禅。


 禅との出会いは、鈴木大拙のとある本を読んだ時に目にした一文”時には何も考えずに座る時間を持つと良い”このような言葉からでした。


 東京の禅寺での坐禅経験から、京都の禅寺を探したどり着いたのが妙心寺の塔頭、長慶院。

月一の坐禅会に参加し始めました。そこからsottoという自死、自殺相談センターの研修にも参加するようになったのですがその話はおいおい、、


それから禅にまつわる文化を一つ一つ経験していったのです。


茶道(裏千家)、いけばな(嵯峨御流)、能の仕舞、謡(観世流)、尺八(琴古流)これでもかと次々に手をつけていきました。

 ジャズで経験してきた世界とは正反対の形を重んじる世界に、最初はすぐに反発するだろうとタカをくくっていましたが、意外にも面白く、惹かれました。


 形が理にかなっていて、形から自由になる感じが身体的に気持ちよく、その背景に禅の思想があることを想像しました。


 この体験を自分の表現に転化するのは至難の技ですが、おいおいに。


 さて私が住んでいたエリアは、京都の北西に位置する北区平野で、近くには金閣寺や龍安寺、立命館大学があり、桜で有名な平野神社はこのエリアの氏神で、その側には北野天満宮があり、この辺りは織物で有名な西陣エリアです。少し東に行くと大徳寺や今宮神社があります。町中の至る所に史跡が残り、一年を通して祭りがそこかしこで行わられ、その都度街が祓い清められています。

 京都の気持ち良さは、ここから来ていると思います。


 さてここからは、音楽のことを。


 以前の投函でも書いたことですが、京都に住んでみてまず思ったのは、オーネットのオの字が聞こえなかったのです。それはなぜなのだろうかと思うと、京都の整えられた街の中でオーネットの音楽が聞こえる隙間がなくすぐには見つけ出せなかったのかと思います。しかしジャズあるところには必ず”オーネット”はあると確信を持っていたので、少しづつ京都で音楽活動を通じて人と触れ合う中で”オーネットのフリー”を、みつけていきました。


 音楽活動としては初期の段階で、ベーシストの沢田穣治さんが近所にお住まいになっていたこともあり、色々と共演させていただき関西での音楽活動をスタートし、ベースの落合君がツアーで東京から来た折に、大阪大正のStudio T-BONEで即興セッションを開いて、それに参加したのがきっかけで、T-BONEでオーネットjam sessionがスタートしました。T-BONEの有本君に相談しその日集まったミュージシャンの中からホストメンバーを集めました。メンバーは、Tp&Bclの有本羅人、bass 甲斐昌樹、drumsサダオカヒロマサくん、後にドラムの弦牧きよしくんを迎えて、サダオカくんと交互にホストで参加してもらいました。OOCC(大阪オーネット・コールマン コネクション)の命名はサダオカくんです。


 京都では、Le Club jazzでのjam sessionに参加したのがきっかけで、ベースの斎藤敬四郎くんと出会い、彼と旧知のドラマー松田GORI広士さんと3人で、Le Club jazzでオーネットjam を始めました。後半では、場所を西院のサウリルに移して数回のオーネットJAM SESSIONを行い京都でのセッションを終えました。

 姫路ライラでも、サダオカくんに声をかけていただき、LIve&オーネットjamを2回ほど開催し

滋賀県大津のここち夢でも、草津在住のピアニストの中司さんに企画していただき、Live&オーネットjamを開きました。


 関西でオーネットjam sessionを行ってみた感想は、オーソドックスなジャズの延長線上のオーネットの内容を、みなさんとシェアできたように思います。

 場所柄が反映したものだと思うのですが、今まで行ってきた関東のオーネットJAM SESSIONでは、どちらかというと即興演奏によりがちな内容になっていました。今回改めて、関東に戻りこれからオーネットのjam sessionを始めるにあたり、この東京の何でもありな空気の中で、果たしてオーソドックスなジャズの延長線上のオーネットの内容に取り組む意味を見出せるのか?そのポイントを今、再びこの地に戻り、改めて思考しています。


 今まで活動してきて言葉として残ったものは、”Free Swing”と”ズレ”という2つの言葉です。

まずはこの2つをヒントにこれからオーネットjam sessionを開催してみようと思います。


 Free Swingという言葉は、私がオーネットの音楽を表現するのに考えた言葉ですが、オーネットはFree Jazzと言われる音楽の先駆者ですが、世界的に広まったFree Jazzの流れとオーネットの音楽の内容はちょっと違うところがあると感じていて、オーネットの音楽は、調性音楽の論理からは自由に演奏しますが、jazzの音楽的要素の一つのSwing。スイングしている音楽だと感じているので、オーネットの音楽をFree Swingする音楽と言い表してみました。

 ”ズレ”についてですが、これはオーネットの音楽が持っているポリトーナルな要素が生み出す音楽的な面白さ、豊かさには、ズレによって生まれる要素がある。そのズレによって相手とのスペースが生まれ、それが音楽的な面白さに繋がっていると考えています。

 ズレていれば良いという乱暴な言い方は決してしたくないのですが、世の中にある大半の音楽が調性音楽、もっというと平均律による音楽がほぼほぼ世の中を締めている中で、調性音楽の響きのみが正解と聞き取ってしまう耳に疑問を持ち、調性音楽が作り出す範囲、そのルールに縛られずに、ジャズが育んできた音符による言語の要素を活用し、その言語で会話し音楽を楽しむやり方のヒントが、オーネットが築いた音楽の中にはあるように感じています。



 何かしらこのような内容に共感を感じていただけましたら、ぜひオーネットJAM SESSIONにご参加いただけましたら、幸いです。


 2024年7月26日(金)19:30~ 東京の阿佐ヶ谷マンハッタン

オーネットLive&Jam session

ホスト:かみむら泰一Sax 古和靖章guitar 田嶋真佐雄W bass


2024年8月24日(土)19:30~大阪大正Studio T-BONE

OOCC オーネットLive&Jam session

ホストかみむら泰一Sax 有本羅人Tp&Bcl 阿部真武E. bass サダオカヒロマサdrums


 ぜひ、他道府県の方々もご興味をお持ちくださった方は、ぜひお問い合わせください。

kyo1tai@gmail.com


ジャムセッションにご参加される方には、無料にてオーネットの譜面をDLできるサイトアドレスをお伝えします。




これから訪れる世界の大きな変化の中で、音楽の自由な表現の一端を担う活動となればと願います。




# by taimusic | 2024-07-15 16:52 | ご報告


1月13日(土)昼新宿ピットインにて

Specialなライブを企画しました。

 かみむら泰一 meet 林栄一 vol.2 Play Ornette from Coleman


 昨年の7月に一度このライブを企画しましたが、都合により池長氏が欠席し今回

がリベンジライブとなります。


前回のサブタイトルFree Jazz or Notは、オーネットのFreeを検証する意味あいで

つけましたが、今回はその後という意味をにじませてPlay Ornette, from Colemanとしました。

 ここ7、8年オーネットJamセッションを始め、Quartet(渡辺隆雄tp,落合康介b ,則武諒dr),Trio(田嶋真左雄b,白石美徳dr)の活動やオーネットのダブルカルテットによるアルバム「Free Jazz」にチャレンジしたコンサート、ダンサーの岩下徹、矢萩竜太郎を迎えたコンサートなどの活動を通じて、オーネットの音楽を追求してきましたが、近年はギタリストの古和靖章とのユニット「NetteNix」や「Beyond Duo Japan」の活動に発展させオーネットのハーモロディクスに取り組んでおります。
 永田さんとは、2000年代の自分のオリジナルジャズやaltosax奏者の早坂紗知さんとの2管でオーネットを演奏したこともありました。池長さんとは時を追って共演を重ね2年前の関西で共演した折に、Free Jazz or Notを掲げたライブをしました。私はオーネットを演奏していてFree Jazzを演奏している感覚がなく、むしろFree Swingなものを求めて演奏していて、池長さんと共有している部分です。林さんも永田さんもFree Jazzの大御所の方ですが、二人とも即興演奏もされ、今の時代はFree Jazzと即興の境もなくなりつつあります。Jazzが生まれたのが120年前、Free Jazzは60年前、そして60年を経た現在、自由についての考え方も様々な時代となり、一人一人が持つ音楽の自由のイメージが合わさることで生まれる音楽=Jazzを、皆様と共に共有することができれば幸いです。


# by taimusic | 2024-01-03 22:51 | ライブ

8月24日までの振り返り。


 昨日は、京都Soenにてベースの沢田穣治さんとブラジルのショーロを中心とした

ライブでした。


 近日のライブから2年が過ぎた京都生活を振り返りたいと思います。


 7月大阪大正Studio T-BONEで定期的に開催しているOOCC(大阪オーネット・コールマン・コネクション)

あたりから振り返りたいと思います。

 OOCCを命名したのはドラムの定岡弘将くんです。


 2015年あたりから東京、阿佐ヶ谷マンハッタンでスタートしたオーネットJam セッション

(オーネットの楽曲のみで行うjam session)の当初のメンバーは、森順次As、落合康介b、

楠本卓司卓司drと私でした。

 京都に移住後はマンハッタンのオーネットjamはギターの古和さんに引き継いでいただき、

昨年2022年5月から大阪Studio T-BONEで有本羅人t pBcl、甲斐正樹b、定岡ヒロマサdr、

私saxというメンバーで関西オーネットjamをスタートしました。

 オーネットjamの目的は、ジャズのスイングをコード進行にとらわれない自由なアドリブ

で楽しむ場を作ることで、より様々な表現の方(ダンス、タップ、朗読、ライブペイントetc)

にも参加していただきクリエイティブな場となればと思ってスタートしました。


 場所、土地柄によってFreeの意味も変わってきます。

みなさんとオーネットをシェアする中で少しずつ関西でのオーネットの落とし所が

つかめてきました。

その答えがオーネットの音楽のスポンティニアスな部分とステディーなリズムの上での

スイングという2つの進む道が見えてきました。

 当初のメンバーの定岡君はTheスポンティニアスなドラマーで、ステディーにももちろん

叩けますがここは彼の特徴を最大限に発揮してもらい、もう一方のステディーなリズムは

新たに弦牧潔くんにお願いして、2つの面でオーネットを深めていくことにしました。


 前々回6月から弦牧君を迎えたOOCCを行い、先月の7月30日は定岡くんでした。

スポンティニアスな部分に焦点を当てたsessionでは、その時々の瞬間のエネルギーが

熱いインタープレーを生みだし、型にハマらないオープンな演奏がくり広げられました。

 ベースの甲斐くんはアンプをしっかりと使い、どっしりとしたベースの音を出し、

ポリトーナルなベースの立ち位置も少しづつ見えてきた感じで終始、音楽を支えてくれました。

羅人くんは毎演奏ごとに音楽をクリエイトする流石のプレーで、オーネットjamにはなくては

ならない存在となっています。

 次回は、9月25日(月)平日の夜に、ドラムは弦巻くんの会です。

ステディーにスイングする弦巻くんのドラムは、ベースとフロントのポリトーナルな

サウンドの面白さが浮かびあがります。

よりオーソドックスなリズムの解釈で、オーネットの曲に触れる会となります。

皆様のご参加をお待ちしております。


 8月3日は明石のポチでOOCC(浅井as,甲斐b、定岡dr,私)のライブでした。

年下3人の同期の桜のようなお仲間を相手に、オーネットを中心とした選曲で演奏し切りました! 
自分が彼らの年齢だった時を考えると彼らの演奏スキルの高さに、感心するばかりです。

彼らの今後の活躍に期待しています。


 8月9日からは関東ギグでした。

川崎Powerにてプラマイゼロと対バンライブでタユタフカルテットでした。

関西では何度か演奏をしてきたタユタフQuartetですが関東では初めて。

沼直也dr、沢田穣治e.b、Marron g、私sax&electoriics.メンバ一人一人の音はHi Quarityで、

演奏していて気持ちが良い。私は場にうまく着地できず、そういう時はまずもってセットした

エレクトリックをあまりうまく使いこなせない。私の課題です。演奏は楽しかったです。

対バンのプラマイゼロmarron(Gt)勝井祐二(Vn)山本達久(Dr)の演奏も素晴らしかった。

ドラムの山本達久さんのドラムは初めて聞きましたがシンプルでカッコかったです。


  8月11日は下北沢のアポロで,久しぶりのNetteNix Duo Liveでした。
古和さんと出会ったのが、ほぼオーネットを始めた時期と重なりもう直ぐ10年になります。

今年の10月4日にNetteNixの1stアルバムがリリースすることになり、切りの良い

タイミングでのリリースとなります。

 濃いオーディエンスに囲まれたアポロのNetteNixは、アルバム制作をへて

先に向かうべく現在を確認したライブとなりました。

ここからどうなるかが一番面白い時期

NetteNixの今後に、乞うご期待ください!!

 
 8月12日は本八幡cooljojoにて、久しぶにテルピアノことピアニストの照内さんと

久ぶりのライブを組みました。

ちょうどお盆休みでベースの沢田さんも東京にいらっしゃるとのことでお誘いし3人で即興演奏をしました。

 数年久しぶりの照内さん、当たり前ですが音のクオリイティーが増し、私自身の変化もあり

とても新鮮で手応えのある演奏でした。エレベの沢田さんとの相性もよく、即興ざんまいな1日でした。

Live&打ち上げと、長谷川さん、お世話になりました。


 京都に戻り8月17日はLe Club Jazzにて3回目となるオーネットLive&Jam sesionでした。
 今回は、GoriさんがNGでドラムは齋藤洋平さんにお願いしT-BONEの有本くんにも参加してもらい、

レギュラーベーシストの斎藤敬司郎くんとともに4人でオーネットLive&Jam Sessionをいたしました。

 Le Clubは、観光客の一見さんも多く店内は賑やかに。初めてのメンバーでどこまでオーネット

ができるか心配ではありましたが、ダブルサイトーズの息の合うスイングと、OOCCで共演を重ねてきた

有本くんとの2フロントがとてもワークし、オーネットを存分に味わうライブとなり、その後のJamでも

京都の素晴らしいミュージシャンの方々のご参加により、とても盛り上がったオーネット jam Sessionとなりました。


次回の京都Le Club JazzオーネットLive&jam sessionは、12月7日(thur)になります。


 そして先日8月23日は京都Soenにて沢田穣治さんとのDuoでした。

念願かない穣治さんとChoroを中心としたライブは、齋藤徹さんとの2015~2018共演以来のChoroで

最近の穣治さんとの即興演奏をへて、自由な解釈の新たなchoro演奏となりました。
choroの選曲はピシンギーニャを中心に、その他穣治さんが用意してくれたブラジルの歌謡曲のような

De Volta pro AconchegoやジョビンのFotografia、2人のオリジナルやオーネットの

Mousieur Le Princeを演奏しました。

 Choroを中心とした選曲でオーネットも含めて、即興的に演奏する音楽はこの2人にしかできない

演奏でした。また是非再演したいDuoでした。
こんな2人の演奏を聞いてみたい方、是非是非お声がけください!!

 

 10月4日NetteNixのリリースから、各地にツアーにでる予定です。

オーネットに多大な影響を受けて生まれたNetteNix、ご興味のある方ぜひご連絡ください。

ご希望とあらばオーネットJam Sessionも合わせたライブをいたします。


 リリースライブは10月17日(火)神保町試聴室にてゲストに阿部真武eb,池長一美drと
10月18日(水)足利Jazzオーネットが決まっております。
 

 また昨年、妙心寺塔頭、長慶院にて行った舞踏家の岩下徹さんとの再演をいたします。
10月28日(土)京都Gorey Cafeにて かみむら泰一 岩下徹 即興演奏Duo 「Xing」

 こちらも重ねてよろしくお願い申し上げます。


 京都に移住して2年が過ぎ、こちらの生活も今年度で終える予定です。

来年の4月以降は東京に戻ります。関西で繋がってくださった皆さま機会を見て関西ツアーに

出向きますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 来年の3月までは関西におりますので、共演希望の方は是非ご連絡くださいませ。


 来年4月以降は、再び東京を中心に活動してまいります。

関東の皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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 随時、レッスン生を募集しております。
サックスレッスン、初心者~上級者まで。


特にサックスの音でお悩みの方、コード進行に縛られないアドリブにトライしたい方
京都、関西エリア、また東京、関東エリアでお受けしております。
是非ご連絡ください。
 zakin2022@yahoo.co.jp


# by taimusic | 2023-08-25 21:07 | 日記

8月24日までの振り返り。


 昨日は、京都Soenにてベースの沢田穣治さんとブラジルのショーロを中心とした

ライブでした。


 近日のライブから2年が過ぎた京都生活を振り返りたいと思います。


 7月大阪大正Studio T-BONEで定期的に開催しているOOCC(大阪オーネット・コールマン・コネクション)

あたりから振り返りたいと思います。

 OOCCを命名したのはドラムの定岡弘将くんです。


 2015年あたりから東京、阿佐ヶ谷マンハッタンでスタートしたオーネットJam セッション

(オーネットの楽曲のみで行うjam session)の当初のメンバーは、森順次As、落合康介b、

楠本卓司卓司drと私でした。

 京都に移住後はマンハッタンのオーネットjamはギターの古和さんに引き継いでいただき、

昨年2022年5月からは大阪Studio T-BONEにて有本羅人t pBcl、甲斐正樹b、定岡ヒロマサdr、

私saxというメンバーで関西オーネットjamをスタートしました。

 オーネットjamの目的は、ジャズのスイングをコード進行にとらわれない自由なアドリブ

で楽しむ場を作ることで、より様々な表現の方(ダンス、タップ、朗読、ライブペイントetc)

にも参加していただきクリエイティブな場となればと思ってスタートしました。


 場所、土地柄によってFreeの意味も変わってきます。

みなさんとオーネットをシェアする中で少しずつ関西でのオーネットの落とし所が

つかめてきて、オーネットの音楽が持つスポンティニアスな部分とステディーなリズムの上での

スイングという2つのポイントが見えてきました。

 当初メンバーの定岡君はTheスポンティニアスなドラマーで、ステディーにももちろん

叩けますが、彼の特徴を最大限に発揮してもらうのが良いと判断し、定岡くんとは

オーネットのスポンティニアスな部分を深め、もう一方のステディーなリズムは

新たに弦牧潔くんにお願いして、2つの面でオーネットを深めていくことにしました。


 前々回の6月から弦牧君に参加してもらい、先月の7月30日は定岡くんでした。

スポンティニアスな部分に焦点を当てたsessionでは、その時々の瞬間のエネルギーが

熱いインタープレーを生みだし、型にハマらないオープンな演奏がくり広げられました。

 ベースの甲斐くんはアンプをしっかりと使い、どっしりとしたベースの音を出し、

ポリトーナルなベースの立ち位置にも少しづつ慣れてきた感じで終始、音楽を支えてくれました。

羅人くんは毎演奏ごとに音楽をクリエイトする流石のプレーで、オーネットjamにはなくては

ならない存在となっています。

 次回は、9月25日(月)平日の夜に、ドラムは弦巻くんの会です。

ステディーにスイングする弦巻くんのドラムは、ベースとフロントのポリトーナルな

サウンドの面白さが浮かびあがります。

よりオーソドックスなリズムの解釈で、オーネットの曲に触れる会となります。

皆様のご参加をお待ちしております!


 8月3日は明石のポチでOOCC(浅井as,甲斐b、定岡dr,私)のライブでした。

年下3人の同期の桜のようなお仲間を相手に、オーネットを中心とした選曲で演奏し切りました! 
自分が彼らの年齢だった時を考えると彼らの演奏スキルの高さに、感心するばかりです。

彼らの今後の活躍に期待しています。


 8月9日からは関東ギグでした。

川崎Powerにてプラマイゼロとの対バン、タユタフカルテットのライブでした。

関西では何度か演奏をしてきたタユタフQuartetですが関東では初めて。

沼直也dr、沢田穣治e.b、Marron g、私sax&electoriics.メンバ一人一人の音はHi Quarityで、

演奏していて気持ちが良い。私は場にうまく着地できず、そういう時はまずもってセットした

エレクトリックをあまりうまく使いこなせない。私の課題です。演奏は楽しかったです。

対バンのプラマイゼロmarron(Gt)勝井祐二(Vn)山本達久(Dr)の演奏も素晴らしかった。

ドラムの山本達久さんのドラムは初めて聞きましたがシンプルでカッコかったです。


  8月11日は下北沢のアポロで,久しぶりのNetteNix Duo Liveでした。
古和さんと出会ったのが、ほぼオーネットを始めた時期と重なりもう直ぐ10年になります。

今年の10月4日にNetteNixの1stアルバムがリリースすることになり、切りの良い

タイミングでのリリースとなります。

 濃いオーディエンスに囲まれたアポロのNetteNixは、アルバム制作をへて

先に向かうべく現在を確認したライブとなりました。

ここからどうなるかが一番面白い時期

NetteNixの今後に、乞うご期待ください!!

 
 8月12日は本八幡cooljojoにて、久しぶにテルピアノことピアニストの照内さんと

久ぶりのライブを組みました。

ちょうどお盆休みでベースの沢田さんも東京にいらっしゃるとのことでお誘いし3人で即興演奏をしました。

 数年久しぶりの照内さん、当たり前ですが音のクオリイティーが増し、私自身の変化もあり

とても新鮮で手応えのある演奏でした。エレベの沢田さんとの相性もよく、即興ざんまいな1日でした。

Live&打ち上げと、長谷川さん、お世話になりました。


 京都に戻り8月17日はLe Club Jazzにて3回目となるオーネットLive&Jam sesionでした。
 今回は、GoriさんがNGでドラムは齋藤洋平さんにお願いしT-BONEの有本くんにも参加してもらい、

レギュラーベーシストの斎藤敬司郎くんとともに4人でオーネットLive&Jam Sessionをいたしました。

 Le Clubは、観光客の一見さんも多く店内は賑やかに。初めてのメンバーでどこまでオーネット

ができるか心配ではありましたが、ダブルサイトーズの息の合うスイングと、OOCCで共演を重ねてきた

有本くんとの2フロントがとてもワークし、オーネットを存分に味わうライブとなり、その後のJamでも

京都の素晴らしいミュージシャンの方々のご参加により、とても盛り上がったオーネット jam Sessionとなりました。


次回の京都Le Club JazzオーネットLive&jam sessionは、12月7日(thur)になります。


 そして先日8月23日は京都Soenにて沢田穣治さんとのDuoでした。

念願かない穣治さんとChoroを中心としたライブは、齋藤徹さんとの2015~2018共演以来のChoroで

最近の穣治さんとの即興演奏をへて、自由な解釈の新たなchoro演奏となりました。
choroの選曲はピシンギーニャを中心に、その他穣治さんが用意してくれたブラジルの歌謡曲のような

De Volta pro AconchegoやジョビンのFotografia、2人のオリジナルやオーネットの

Mousieur Le Princeを演奏しました。

 Choroを中心とした選曲でオーネットも含めて、即興的に演奏する音楽はこの2人にしかできない

演奏。また是非再演したいDuoです。
こんな2人の演奏を聞いてみたい方、是非是非 お声がけください!!

 

 10月4日にNetteNixのリリース決定!!各地にツアーにでる予定です。

オーネットに多大な影響を受けて生まれたNetteNix、ご興味のある方ぜひご連絡ください。

ご希望とあらばオーネットJam Sessionも合わせたライブをいたします。


 リリースライブは10月17日(火)神保町試聴室にてゲストに阿部真武eb,池長一美drと
10月18日(水)足利Jazzオーネットが決まっております。


是非チェックを!
 

 また昨年、妙心寺塔頭、長慶院にて行った舞踏家の岩下徹さんとの再演をいたします。
10月28日(土)京都Gorey Cafeにて かみむら泰一 岩下徹 即興演奏Duo 「Xing」

 こちらも重ねてよろしくお願い申し上げます。


 京都に移住して2年が過ぎ、こちらの生活も今年度で終える予定です。

来年の4月以降は東京に戻ります。関西で繋がってくださった皆さま機会を見て関西ツアーに

出向きますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 来年の3月までは関西におりますので、共演希望の方は是非ご連絡くださいませ。


 来年4月以降は、再び東京を中心に活動してまいります。

関東の皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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 随時、レッスン生を募集しております。
サックスレッスン、初心者~上級者まで。


特にサックスの音でお悩みの方、コード進行に縛られないアドリブにトライしたい方
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 zakin2022@yahoo.co.jp


# by taimusic | 2023-08-25 21:07 | 日記