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by tai
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1月13日(土)昼新宿ピットインにて

Specialなライブを企画しました。

 かみむら泰一 meet 林栄一 vol.2 Play Ornette from Coleman


 昨年の7月に一度このライブを企画しましたが、都合により池長氏が欠席し今回

がリベンジライブとなります。


前回のサブタイトルFree Jazz or Notは、オーネットのFreeを検証する意味あいで

つけましたが、今回はその後という意味をにじませてPlay Ornette, from Colemanとしました。

 ここ7、8年オーネットJamセッションを始め、Quartet(渡辺隆雄tp,落合康介b ,則武諒dr),Trio(田嶋真左雄b,白石美徳dr)の活動やオーネットのダブルカルテットによるアルバム「Free Jazz」にチャレンジしたコンサート、ダンサーの岩下徹、矢萩竜太郎を迎えたコンサートなどの活動を通じて、オーネットの音楽を追求してきましたが、近年はギタリストの古和靖章とのユニット「NetteNix」や「Beyond Duo Japan」の活動に発展させオーネットのハーモロディクスに取り組んでおります。
 永田さんとは、2000年代の自分のオリジナルジャズやaltosax奏者の早坂紗知さんとの2管でオーネットを演奏したこともありました。池長さんとは時を追って共演を重ね2年前の関西で共演した折に、Free Jazz or Notを掲げたライブをしました。私はオーネットを演奏していてFree Jazzを演奏している感覚がなく、むしろFree Swingなものを求めて演奏していて、池長さんと共有している部分です。林さんも永田さんもFree Jazzの大御所の方ですが、二人とも即興演奏もされ、今の時代はFree Jazzと即興の境もなくなりつつあります。Jazzが生まれたのが120年前、Free Jazzは60年前、そして60年を経た現在、自由についての考え方も様々な時代となり、一人一人が持つ音楽の自由のイメージが合わさることで生まれる音楽=Jazzを、皆様と共に共有することができれば幸いです。


# by taimusic | 2024-01-03 22:51 | ライブ

8月24日までの振り返り。


 昨日は、京都Soenにてベースの沢田穣治さんとブラジルのショーロを中心とした

ライブでした。


 近日のライブから2年が過ぎた京都生活を振り返りたいと思います。


 7月大阪大正Studio T-BONEで定期的に開催しているOOCC(大阪オーネット・コールマン・コネクション)

あたりから振り返りたいと思います。

 OOCCを命名したのはドラムの定岡弘将くんです。


 2015年あたりから東京、阿佐ヶ谷マンハッタンでスタートしたオーネットJam セッション

(オーネットの楽曲のみで行うjam session)の当初のメンバーは、森順次As、落合康介b、

楠本卓司卓司drと私でした。

 京都に移住後はマンハッタンのオーネットjamはギターの古和さんに引き継いでいただき、

昨年2022年5月から大阪Studio T-BONEで有本羅人t pBcl、甲斐正樹b、定岡ヒロマサdr、

私saxというメンバーで関西オーネットjamをスタートしました。

 オーネットjamの目的は、ジャズのスイングをコード進行にとらわれない自由なアドリブ

で楽しむ場を作ることで、より様々な表現の方(ダンス、タップ、朗読、ライブペイントetc)

にも参加していただきクリエイティブな場となればと思ってスタートしました。


 場所、土地柄によってFreeの意味も変わってきます。

みなさんとオーネットをシェアする中で少しずつ関西でのオーネットの落とし所が

つかめてきました。

その答えがオーネットの音楽のスポンティニアスな部分とステディーなリズムの上での

スイングという2つの進む道が見えてきました。

 当初のメンバーの定岡君はTheスポンティニアスなドラマーで、ステディーにももちろん

叩けますがここは彼の特徴を最大限に発揮してもらい、もう一方のステディーなリズムは

新たに弦牧潔くんにお願いして、2つの面でオーネットを深めていくことにしました。


 前々回6月から弦牧君を迎えたOOCCを行い、先月の7月30日は定岡くんでした。

スポンティニアスな部分に焦点を当てたsessionでは、その時々の瞬間のエネルギーが

熱いインタープレーを生みだし、型にハマらないオープンな演奏がくり広げられました。

 ベースの甲斐くんはアンプをしっかりと使い、どっしりとしたベースの音を出し、

ポリトーナルなベースの立ち位置も少しづつ見えてきた感じで終始、音楽を支えてくれました。

羅人くんは毎演奏ごとに音楽をクリエイトする流石のプレーで、オーネットjamにはなくては

ならない存在となっています。

 次回は、9月25日(月)平日の夜に、ドラムは弦巻くんの会です。

ステディーにスイングする弦巻くんのドラムは、ベースとフロントのポリトーナルな

サウンドの面白さが浮かびあがります。

よりオーソドックスなリズムの解釈で、オーネットの曲に触れる会となります。

皆様のご参加をお待ちしております。


 8月3日は明石のポチでOOCC(浅井as,甲斐b、定岡dr,私)のライブでした。

年下3人の同期の桜のようなお仲間を相手に、オーネットを中心とした選曲で演奏し切りました! 
自分が彼らの年齢だった時を考えると彼らの演奏スキルの高さに、感心するばかりです。

彼らの今後の活躍に期待しています。


 8月9日からは関東ギグでした。

川崎Powerにてプラマイゼロと対バンライブでタユタフカルテットでした。

関西では何度か演奏をしてきたタユタフQuartetですが関東では初めて。

沼直也dr、沢田穣治e.b、Marron g、私sax&electoriics.メンバ一人一人の音はHi Quarityで、

演奏していて気持ちが良い。私は場にうまく着地できず、そういう時はまずもってセットした

エレクトリックをあまりうまく使いこなせない。私の課題です。演奏は楽しかったです。

対バンのプラマイゼロmarron(Gt)勝井祐二(Vn)山本達久(Dr)の演奏も素晴らしかった。

ドラムの山本達久さんのドラムは初めて聞きましたがシンプルでカッコかったです。


  8月11日は下北沢のアポロで,久しぶりのNetteNix Duo Liveでした。
古和さんと出会ったのが、ほぼオーネットを始めた時期と重なりもう直ぐ10年になります。

今年の10月4日にNetteNixの1stアルバムがリリースすることになり、切りの良い

タイミングでのリリースとなります。

 濃いオーディエンスに囲まれたアポロのNetteNixは、アルバム制作をへて

先に向かうべく現在を確認したライブとなりました。

ここからどうなるかが一番面白い時期

NetteNixの今後に、乞うご期待ください!!

 
 8月12日は本八幡cooljojoにて、久しぶにテルピアノことピアニストの照内さんと

久ぶりのライブを組みました。

ちょうどお盆休みでベースの沢田さんも東京にいらっしゃるとのことでお誘いし3人で即興演奏をしました。

 数年久しぶりの照内さん、当たり前ですが音のクオリイティーが増し、私自身の変化もあり

とても新鮮で手応えのある演奏でした。エレベの沢田さんとの相性もよく、即興ざんまいな1日でした。

Live&打ち上げと、長谷川さん、お世話になりました。


 京都に戻り8月17日はLe Club Jazzにて3回目となるオーネットLive&Jam sesionでした。
 今回は、GoriさんがNGでドラムは齋藤洋平さんにお願いしT-BONEの有本くんにも参加してもらい、

レギュラーベーシストの斎藤敬司郎くんとともに4人でオーネットLive&Jam Sessionをいたしました。

 Le Clubは、観光客の一見さんも多く店内は賑やかに。初めてのメンバーでどこまでオーネット

ができるか心配ではありましたが、ダブルサイトーズの息の合うスイングと、OOCCで共演を重ねてきた

有本くんとの2フロントがとてもワークし、オーネットを存分に味わうライブとなり、その後のJamでも

京都の素晴らしいミュージシャンの方々のご参加により、とても盛り上がったオーネット jam Sessionとなりました。


次回の京都Le Club JazzオーネットLive&jam sessionは、12月7日(thur)になります。


 そして先日8月23日は京都Soenにて沢田穣治さんとのDuoでした。

念願かない穣治さんとChoroを中心としたライブは、齋藤徹さんとの2015~2018共演以来のChoroで

最近の穣治さんとの即興演奏をへて、自由な解釈の新たなchoro演奏となりました。
choroの選曲はピシンギーニャを中心に、その他穣治さんが用意してくれたブラジルの歌謡曲のような

De Volta pro AconchegoやジョビンのFotografia、2人のオリジナルやオーネットの

Mousieur Le Princeを演奏しました。

 Choroを中心とした選曲でオーネットも含めて、即興的に演奏する音楽はこの2人にしかできない

演奏でした。また是非再演したいDuoでした。
こんな2人の演奏を聞いてみたい方、是非是非お声がけください!!

 

 10月4日NetteNixのリリースから、各地にツアーにでる予定です。

オーネットに多大な影響を受けて生まれたNetteNix、ご興味のある方ぜひご連絡ください。

ご希望とあらばオーネットJam Sessionも合わせたライブをいたします。


 リリースライブは10月17日(火)神保町試聴室にてゲストに阿部真武eb,池長一美drと
10月18日(水)足利Jazzオーネットが決まっております。
 

 また昨年、妙心寺塔頭、長慶院にて行った舞踏家の岩下徹さんとの再演をいたします。
10月28日(土)京都Gorey Cafeにて かみむら泰一 岩下徹 即興演奏Duo 「Xing」

 こちらも重ねてよろしくお願い申し上げます。


 京都に移住して2年が過ぎ、こちらの生活も今年度で終える予定です。

来年の4月以降は東京に戻ります。関西で繋がってくださった皆さま機会を見て関西ツアーに

出向きますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 来年の3月までは関西におりますので、共演希望の方は是非ご連絡くださいませ。


 来年4月以降は、再び東京を中心に活動してまいります。

関東の皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 随時、レッスン生を募集しております。
サックスレッスン、初心者~上級者まで。


特にサックスの音でお悩みの方、コード進行に縛られないアドリブにトライしたい方
京都、関西エリア、また東京、関東エリアでお受けしております。
是非ご連絡ください。
 zakin2022@yahoo.co.jp


# by taimusic | 2023-08-25 21:07 | 日記

8月24日までの振り返り。


 昨日は、京都Soenにてベースの沢田穣治さんとブラジルのショーロを中心とした

ライブでした。


 近日のライブから2年が過ぎた京都生活を振り返りたいと思います。


 7月大阪大正Studio T-BONEで定期的に開催しているOOCC(大阪オーネット・コールマン・コネクション)

あたりから振り返りたいと思います。

 OOCCを命名したのはドラムの定岡弘将くんです。


 2015年あたりから東京、阿佐ヶ谷マンハッタンでスタートしたオーネットJam セッション

(オーネットの楽曲のみで行うjam session)の当初のメンバーは、森順次As、落合康介b、

楠本卓司卓司drと私でした。

 京都に移住後はマンハッタンのオーネットjamはギターの古和さんに引き継いでいただき、

昨年2022年5月からは大阪Studio T-BONEにて有本羅人t pBcl、甲斐正樹b、定岡ヒロマサdr、

私saxというメンバーで関西オーネットjamをスタートしました。

 オーネットjamの目的は、ジャズのスイングをコード進行にとらわれない自由なアドリブ

で楽しむ場を作ることで、より様々な表現の方(ダンス、タップ、朗読、ライブペイントetc)

にも参加していただきクリエイティブな場となればと思ってスタートしました。


 場所、土地柄によってFreeの意味も変わってきます。

みなさんとオーネットをシェアする中で少しずつ関西でのオーネットの落とし所が

つかめてきて、オーネットの音楽が持つスポンティニアスな部分とステディーなリズムの上での

スイングという2つのポイントが見えてきました。

 当初メンバーの定岡君はTheスポンティニアスなドラマーで、ステディーにももちろん

叩けますが、彼の特徴を最大限に発揮してもらうのが良いと判断し、定岡くんとは

オーネットのスポンティニアスな部分を深め、もう一方のステディーなリズムは

新たに弦牧潔くんにお願いして、2つの面でオーネットを深めていくことにしました。


 前々回の6月から弦牧君に参加してもらい、先月の7月30日は定岡くんでした。

スポンティニアスな部分に焦点を当てたsessionでは、その時々の瞬間のエネルギーが

熱いインタープレーを生みだし、型にハマらないオープンな演奏がくり広げられました。

 ベースの甲斐くんはアンプをしっかりと使い、どっしりとしたベースの音を出し、

ポリトーナルなベースの立ち位置にも少しづつ慣れてきた感じで終始、音楽を支えてくれました。

羅人くんは毎演奏ごとに音楽をクリエイトする流石のプレーで、オーネットjamにはなくては

ならない存在となっています。

 次回は、9月25日(月)平日の夜に、ドラムは弦巻くんの会です。

ステディーにスイングする弦巻くんのドラムは、ベースとフロントのポリトーナルな

サウンドの面白さが浮かびあがります。

よりオーソドックスなリズムの解釈で、オーネットの曲に触れる会となります。

皆様のご参加をお待ちしております!


 8月3日は明石のポチでOOCC(浅井as,甲斐b、定岡dr,私)のライブでした。

年下3人の同期の桜のようなお仲間を相手に、オーネットを中心とした選曲で演奏し切りました! 
自分が彼らの年齢だった時を考えると彼らの演奏スキルの高さに、感心するばかりです。

彼らの今後の活躍に期待しています。


 8月9日からは関東ギグでした。

川崎Powerにてプラマイゼロとの対バン、タユタフカルテットのライブでした。

関西では何度か演奏をしてきたタユタフQuartetですが関東では初めて。

沼直也dr、沢田穣治e.b、Marron g、私sax&electoriics.メンバ一人一人の音はHi Quarityで、

演奏していて気持ちが良い。私は場にうまく着地できず、そういう時はまずもってセットした

エレクトリックをあまりうまく使いこなせない。私の課題です。演奏は楽しかったです。

対バンのプラマイゼロmarron(Gt)勝井祐二(Vn)山本達久(Dr)の演奏も素晴らしかった。

ドラムの山本達久さんのドラムは初めて聞きましたがシンプルでカッコかったです。


  8月11日は下北沢のアポロで,久しぶりのNetteNix Duo Liveでした。
古和さんと出会ったのが、ほぼオーネットを始めた時期と重なりもう直ぐ10年になります。

今年の10月4日にNetteNixの1stアルバムがリリースすることになり、切りの良い

タイミングでのリリースとなります。

 濃いオーディエンスに囲まれたアポロのNetteNixは、アルバム制作をへて

先に向かうべく現在を確認したライブとなりました。

ここからどうなるかが一番面白い時期

NetteNixの今後に、乞うご期待ください!!

 
 8月12日は本八幡cooljojoにて、久しぶにテルピアノことピアニストの照内さんと

久ぶりのライブを組みました。

ちょうどお盆休みでベースの沢田さんも東京にいらっしゃるとのことでお誘いし3人で即興演奏をしました。

 数年久しぶりの照内さん、当たり前ですが音のクオリイティーが増し、私自身の変化もあり

とても新鮮で手応えのある演奏でした。エレベの沢田さんとの相性もよく、即興ざんまいな1日でした。

Live&打ち上げと、長谷川さん、お世話になりました。


 京都に戻り8月17日はLe Club Jazzにて3回目となるオーネットLive&Jam sesionでした。
 今回は、GoriさんがNGでドラムは齋藤洋平さんにお願いしT-BONEの有本くんにも参加してもらい、

レギュラーベーシストの斎藤敬司郎くんとともに4人でオーネットLive&Jam Sessionをいたしました。

 Le Clubは、観光客の一見さんも多く店内は賑やかに。初めてのメンバーでどこまでオーネット

ができるか心配ではありましたが、ダブルサイトーズの息の合うスイングと、OOCCで共演を重ねてきた

有本くんとの2フロントがとてもワークし、オーネットを存分に味わうライブとなり、その後のJamでも

京都の素晴らしいミュージシャンの方々のご参加により、とても盛り上がったオーネット jam Sessionとなりました。


次回の京都Le Club JazzオーネットLive&jam sessionは、12月7日(thur)になります。


 そして先日8月23日は京都Soenにて沢田穣治さんとのDuoでした。

念願かない穣治さんとChoroを中心としたライブは、齋藤徹さんとの2015~2018共演以来のChoroで

最近の穣治さんとの即興演奏をへて、自由な解釈の新たなchoro演奏となりました。
choroの選曲はピシンギーニャを中心に、その他穣治さんが用意してくれたブラジルの歌謡曲のような

De Volta pro AconchegoやジョビンのFotografia、2人のオリジナルやオーネットの

Mousieur Le Princeを演奏しました。

 Choroを中心とした選曲でオーネットも含めて、即興的に演奏する音楽はこの2人にしかできない

演奏。また是非再演したいDuoです。
こんな2人の演奏を聞いてみたい方、是非是非 お声がけください!!

 

 10月4日にNetteNixのリリース決定!!各地にツアーにでる予定です。

オーネットに多大な影響を受けて生まれたNetteNix、ご興味のある方ぜひご連絡ください。

ご希望とあらばオーネットJam Sessionも合わせたライブをいたします。


 リリースライブは10月17日(火)神保町試聴室にてゲストに阿部真武eb,池長一美drと
10月18日(水)足利Jazzオーネットが決まっております。


是非チェックを!
 

 また昨年、妙心寺塔頭、長慶院にて行った舞踏家の岩下徹さんとの再演をいたします。
10月28日(土)京都Gorey Cafeにて かみむら泰一 岩下徹 即興演奏Duo 「Xing」

 こちらも重ねてよろしくお願い申し上げます。


 京都に移住して2年が過ぎ、こちらの生活も今年度で終える予定です。

来年の4月以降は東京に戻ります。関西で繋がってくださった皆さま機会を見て関西ツアーに

出向きますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 来年の3月までは関西におりますので、共演希望の方は是非ご連絡くださいませ。


 来年4月以降は、再び東京を中心に活動してまいります。

関東の皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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 随時、レッスン生を募集しております。
サックスレッスン、初心者~上級者まで。


特にサックスの音でお悩みの方、コード進行に縛られないアドリブにトライしたい方
京都、関西エリア、また東京、関東エリアでお受けしております。
是非ご連絡ください。
 zakin2022@yahoo.co.jp


# by taimusic | 2023-08-25 21:07 | 日記

マウスピースのこと

本日は梅雨の雨が降りしきる中、
久しぶりに横須賀の大堀さんの所に
マウスピースの調整に出かけてきました。

 大堀さんのところでマウスピースを作ってもらって
から5、6年たったと思います。
 前回リフェイスしてから2年以上がたちました。

 大堀サックス研究所、ここは大堀さん親子が完全ハンドメイドで
一から奏者のニーズに合わせて様々なタイプのマウスピース
を製作していて、そのマウスピースは日本の多くのトッププレーヤー
に使われています。
 
 私は、ベースのエンドピンを自作で作り
その材質の違いでベースの鳴りをまったく変えたりする
ベースの田嶋真佐雄さんに紹介してもらいました。
彼なら、一からマウスピースを作るような人を
知っているのではないかと。
こういう感を働かせるのはいい自分です。
 
 オリジナルのマウスピースを制作している所は
世界中、日本にもいくつかありますが
大堀サックス研究所の特徴としては、その名が示す通り
サックスの研究所として様々な演奏家のニーズ
に合わせた制作をする点です。
 制作過程のコンセプトはありつつ
大堀さんの限定したサウンド、カラーへのこだわり
は、マウスピースには盛り込まれません。

 私の場合は、長年デューイ・レッドマン
のサウンドがサックスの音のイメージにあり
彼にも直接NYのご自宅で指導を受けた経験もあり
サックスの音のイメージを私なりにつかんでいたので
そのバランスがつかめる道具を探していました。

 デューイのサウンドをイメージして、
自分の身体、顔、顎の形状と向き合い
現行のモデルで対応してきましたが
世界的な即興演奏家の齋藤徹さんのベースと
共演することになったときに彼の出す
究極のエッジから放たれる音と対面したときに
自分の今まで持ち合わせた範囲に限界を感じ
自分の道具を一から見直して見ようと
思ったのがきっかけにありました。

 そんなときに田嶋さんと出会い
大堀サックス研究所に向かいました。

研究所には何度も通い微調整に
付き合っていただき究極のマウスピースが
出来あがっていきました。

 今までなんでlあんなに苦労して自分の求める
音に向かって四苦八苦していたのだろうと。

 さて自分に合うマウスピースを手に入れると
よりサックスの音の深いところへ
入りこんで行くことになりそうろう。

 そうこうし数年、新しいマウスピースを
使い演奏活動を続けてみると、自分も
変化し道具に求めるものも変わってきて
以前よりもクリアーに欲しい箇所(マウスピースの)
がわかるようになり、今回は2年以上ぶりに
経年の磨耗でバランスが悪くなったフェイシングの調整
かたわら今マウスピースに求めているものが
このマウスピースの調整で可能かどうか
も含めて伺いました。

 2年以上のブランクの間には
様々な出来事があり、そのなかでこのコロナがあり
長らく研究所もお休みしていましたが、ようやくの
再開、久しぶりの再会を喜びあうも早々に
マウスピース談議、やっぱりサックスきちがいだなあと笑。

 マウスピースを見てもらうとかなり
フェイシングが削れているようでした。
フェイシングは大堀さんのお父さんが担当します。
 まずはテナーサックスのマウスピースをリフェイス
してもらいながら、マウスピースの鳴りのことについて話すと
大堀さん親子でそのことについて相談をし解決策を見出して
くれました。

 さて今回の私のマウスピースへのリクエストは
2本あるテナーのマウスピース(大堀ハンドメイド)の
それぞれのタイプを、両方行で歩みよって
もらうことでした。
 話すと専門的で難しいことになのですが
興味のある方もいらっしゃると思うので
話してみたいと思います。

 私がメインに使っているテナーサックス
のマウスピースのタイプは、量産品メーカー
に当てはめるとハードラバー製のベルグラーセン、
オットリンク、セルマーの三社のマウスピースを
掛け合わせたようなタイプです。
 菅体への鳴り方は、マウスピースで鳴った
音が管体内でとどまりベルから飛び出さない
バランスです。アタックははっきりと出せるが、
その時のタッチの表情、そのコントロールができる
ようなフェイシングの作りとなっています。

 もう一本のサブのテナーのマウスピースは
即興演奏用に特化したものとして作ってもらい。
 先程上げた3社のマウスピースにブリルハートを
混ぜたイメージです。マウスピースの鳴りは、
ネックから感じとれて、それが管体内部に
とどまり様々な音を作り出すようなイメージです。

 近年はフリージャズのオーネット・コールマンに
興味があり、彼の音楽に取り組んでいますが
彼のサックスのサウンドがもつ独自性に注目しています。
 そのハッキリしたアタックとそれに伴うノイジーな
サウンドとサックスの持つ独自の膨らみのあるサウンド
それらがあわせ持つ響きは、まるでブルース歌手の歌の
ように感じます。

 これらの要素が合わさった音の表現を考えると、
サックスのみならず楽器全般につなげて言える
おもいますが、タッチがクリアーになる=細い音
(音離れが早く、雑味がなく、深い響きがない)、
傾向がある。タッチがでて深い音がでる=ピッチがとりにくい、
取り回しが悪くなり扱いにくいバランス)となる
傾向がある。

 その両方のバランスがとれると、よりブルース
歌手のような音の表現が可能になると自分では想像してみています。

 そんな想いで大堀さんに2本のマウスピースを
それぞれが近寄るような調整ができないものかと
リクエストしてみました。

 結果はもうもう完璧、吹いた瞬間にテンションが上がりました!
まさか自分が求めているバランスのマウスピースが、今まさに
手に入れることが出来るとは!
それも手持ちのマウスピースの調整でできてしまうとは!
ミラクル、アンビリーバブル

 さあ今日はソプラノサックスのマウスピースの調整もありました。

このマウスピースは、以前大堀さんの所に伺ったときに出会った。
大堀さんはその時々で制作途中のマウスピースを机の上に
並べてあるのですが「かみむらさん、こんなマウスピース
ありますが吹いてみません?」と勧められたと記憶しています。

 このマウスピースは、古いデキシーランド風の音と
いったらよいでしょうか?
作りは、ごろっとしていて中はぐりっと空いています。
とても豊かな音の響きがするのですが高音域の
あたりが悪い。コントロールしにくいが、音はいい。
 先程、テナーのマウスピースのところで話した
タイプの後者のマウスピースといってよいです。
 
 今回お願いしたのは、このマウスピースの
サウンドはそのままに、高音域があたる
ようにというリクエストでした。

 こちらも見事な調整で、ミラクルな着地。
多分、ほんの少し間違って削ったらアウトな感じでしょう。
希望通りの音が出来るマウスピースにみごとに変身を果たし
わたしが少々限界を感じていたヤマハ62のソプラノサックスも
息を吹き替えし、あらたな域へ未来へともに向かう
決心を新たにいたした次第です。
 
 マウスピースは、サックスの演奏上
様々な問題を解決してくれる大きな箇所、エンジンで
そのことをよく理解している職人の手にかかると、
演奏の問題点を解決してくれることにもつながります。

 もちろんいつもこんなにパーフェクトに
すんなりとはいかないでしょう。
 
 それは定型がありそうでない
微妙なところの面白さを受け止めて
その差異を殺さない感性を持って
取り組んでいるからです。

 人間の感覚、想像力を総動員し
向き合う作業には、一筋縄ではいかず
失敗もしかりです。

しかしこのマウスピース、サックスへの情熱
愛ある人たちが精一杯、面白がり向き合って
共にああでもない、こうでもないと作業し
音を聞き合う中には、他では得られ
ない大切なものが、富士山のごとく詰まっています。

 ご興味のある方は、ぜひ一度大堀サックス研究所に
尋ねてみてはいかがでしょうか?

https://blue.ap.teacup.com/oohorisaxlab/
Blogトップに問い合わせメルアドあります。

かみむら

# by taimusic | 2020-06-20 00:04 | 音楽

2年前に考えたこと。

 今を整理するために、2年前に音の講座や自分の演奏について考えていたことをUpします。
 当時、茶会記から、茶会記に出演している人たちのステイトメントを頼まれたときに考えた文章の草案です。

 今はもう少しジャズの言語としての音符へ意識が向いていて、実際の言葉を使うことと、音の言語的なところとの関係に興味があります。


以下2017年に書いたものです。


 本来私たちが持っている音を”聞きとる能力”が、現代の管理され整備された社会の中で生活をする中で、音に対してそんなに気を使わなくても快適な生活を送れるようになったために、注意深く音を聞く必要が無くなり、音に対して注意をむけなくなってしまった。私たちの聴くという聴覚の能力は、自分の意識を目覚めさせるのにもとても有効な器官で、今自分がココにいることを音で理解し、自分を取り囲む周囲の音を聞き把握することは、心のバランスを取り直すことにも繋がります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステートメント1(茶会記への草案)


ショーロは”思い出すための音楽”ジャズは”忘れるための音楽”by齋藤徹。ジャズの演奏では、テーマの後にソロをとり、そこではその先を新しく作りだすイメージや、そのような先入観にとらわれて演奏していたりすることがありますが、私はそこで何か新しいことを演奏するよりも、曲の中にすでにある響きを演奏したい。新しい何かを作りだすのではなく、すでにそこにあるであろう響きに耳を澄ませ、身体の中に記憶しているその響きを探すそんな行為も演奏となりえるのではないか?そのとき自分がよりナチュラルであればその音は自分の身体を通じて自然に出てくるのかもしれません。


 "音楽は音、サウンドがすべて"by Dewey Redman。私はかれこれサックスのサウンドに取り組むようになって30年近く経ちます。息でリードが振動するサックスは、その音の発信部であるリードが固定されているマウスピースをどのように支えるかにかかってきます。アンブッシャのコントロールという部分です。音は空間に響きますがその音質はアンブッシャ次第です。ある時、自分の身体のハンディーに気づき、それでもサックスを吹くからには、そのハンディーを受け止めて演奏活動をしていかなければならないと思い至ります。顎の噛み合わせが悪いのです。演奏をはじめたときに自分と場の空間との間に、たえず不安定な要素をもつアンブッシャが横たわっている状態で、演奏が始まってから終わりまで、責任をもって演奏する。そのときに響いている自分の音を聞きとる感性を信じて、ときにはその感性も疑い検証をしながら、自分の耳を信じて演奏する。その時に自分の音も含めた空間に響く音の総体、それが音楽だと思っています。規定された音楽の譜面、その種類やその構造の縛りや範囲を含めても、私の音楽表現は、その音全体の響きを捉えるところから始まります。


 私は1964年、新人類世代と呼ばれる時代にうまれました。社会に対して何の疑問も持たずに東京で過ごし、20歳でジャズサックスプレーヤーとして演奏活動をはじめます。昭和のよき時代に生まれましたが、もっと社会問題にも関心を持つような環境があればよかったと思います。学校でも家庭でもそういう環境はなかった。20代中頃にスピリチュアリズムの本を読み、現代美術に興味を持ち、画家が描く画面との接点で立ち現れる線や質感にワクワクし、物と空間の様々な関係性の中から立ち現れる表現に触れ、表現について改めて考えさせられました。 音楽と美術を重ねて思考するようになったのもそのころからです。音は空間に響きます。響きは自分にもどってきて語りかけてきます。耳を澄ませ音の進む方向に身を委ねると、薄明かりの中からやっと聞こえる歌の断片が見え隠れします。日常の雑踏の中にもそのような断片がみえかくれしています。2011年3月11日、大きな強震とともに、それまで自分が信じていたものが崩れさり、続く揺れの中で感じた無数の断片は今でも忘れられません。断片としての記憶。様々なサウンドスケープが奏でる日常の音たち。


 前世期初めに民族音楽として生まれたジャズは、とても分かり易い形式をもとに、日常会話のようにミュージシャン同士が音で会話を楽しみ、様々な人が関わることができる、幅をもった音楽で、いまでは世界中の都市で演奏されていますが、もっと今の時代にあったやり方があるのではないかと思っています。何か新しい形式、方法はないか。それはいままでジャズが発展するなかで必要だった自己表現という音楽からもう一歩進んだところでの音楽の表現、それはどんな方法なのか?そしてそこには”言葉”がなにかしら関係することで、より具体的になるように思っています。

分裂した自己と他者としての社会との関係性の中で、自己をみつけるしかない時代に、わざわざつまらない自己主張をしなくてもいい。分裂した自分の一部が主張しているだけなのだから。いい音楽が生まれる場に立ちあえれば、それだけで私はいい。


# by taimusic | 2019-01-20 03:46 | 日記